衝撃と共に大きな反響をいただきました、ラース・フォン・トリアー監督最新作『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』(ブロードメディア・スタジオ配給)にて、意味深かつ美麗でインパクト大のチラシビジュアルが3点到着いたしました。

過激かつセンセーショナルなのは内容ばかりでなく劇中のビジュアルも同様で、公開決定の報を出していただく際にも議論を呼びました。
そんな本作のビジュアルが3点到着いたしました。意味深かつ美麗なビジュアルと共に、それぞれに対応したコピーが作品への更なる興味を駆り立てます。(1はチラシとポスター、2と3はチラシで使用したします)

1:性に目覚め、性に溺れ、愛を忘れた。
シャルロット・ゲンズブール、シャイア・ラブーフ、ユマ・サーマンやクリスチャン・スレイターら豪華出演者たち9名の顔がアップで配されている。恍惚とも苦悶ともとれるそれぞれの生々しい表情がシンプルかつ力強く作品の主題を表し、「性に目覚め、性に溺れ、愛を忘れた。」という主人公の思いを吐露するコピーが物語への扉を開く。

2:愛なんて、教わっていない。
学び舎であるはずの教室内で無機質な文房具で痴情にふける女性。背徳の中に潜む恍惚の表情とは対照的に整然とシンメトリーに配されたデザインが記号的に女性自身の性を暗示させる。「愛なんて、教わっていない。」と言い切る力強いコピーが際立ち思わず手に取りたくなるチラシビジュアル。

3:愛とは、嫉妬交じりの強い性欲に過ぎない。
絵画風に配された登場人物たちは皆、己の世界に没しそれぞれの欲に身を委ねている。滑稽ともとれる一室での出来事は世界の縮図か。「愛とは、嫉妬交じりの強い性欲に過ぎない。」という言葉には、愛への絶望だけではなく、希望を投げかける物語の道しるべが隠されている。

自らを色情狂と認める女性ジョー8つの章で綴られる「性」の旅路
凍えるような冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマン(ステラン・スカルスガルド)は、裏通りで怪我を負って倒れている女性ジョー(シャルロット・ゲンズブール)を見つけた。彼は自分のアパートでジョーを介抱し、回復した彼女に尋ねた。「いったい何があったんだ?」するとジョーは自身の生い立ちについて赤裸々に語り始めた。
それは、幼い頃から“性”に強い関心を抱き、数えきれないほどのセックスを経験してきた女性の驚くべき数奇な物語だった…。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa