6月27日(金)〜6月30日(月)まで、有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇(東京会場)にて開催された「フランス映画祭2014」。これまで『最強のふたり』(12)、『タイピスト』(13)とヒット作品を送り出してきた本映画祭が今年も大盛況のうちに幕を閉じた。
今年もバラエティに富んだ全12作品の中から、鑑賞した客による評価がもっとも高かった作品に贈られる最高賞である「観客賞」が『バツイチは恋のはじまり』に決まったことが本日発表された。

本作は『最強のふたり』製作チームが手掛け、フランスの女性たちの間で共感を呼んだラブストーリー。フランスではすでに公開されており大ヒットを記録。幸せになるためには「バツイチ」になることが条件というパリジェンヌ・イザベルがなんとかして「幸せ」を掴もうと奮闘する物語。主人公イザベルにはダイアン・クルーガーが扮し、シャネルのモデルを務めたこともあるクール・ビューティが本作では一変、驚くほどのキュートさで観客を魅了。そして相手役はフランスで人気No1のコメディ俳優でジャン=ピエール=ジュネ監督の『ミックマック』で主演を演じたダニー・ブーン。
上映中会場は終始笑いや歓声に包まれ、上映終了後に行われた来日舞台挨拶に登場した俳優ダニー・ブーンに向け、盛大な拍手喝采が贈られた。

仕事も恋も完璧なパリジェンヌ・イザベルが幸せになる条件、
それは“バツイチ”になること—
パリ、ケニア、モスクワー 世界半周婚活旅行で見つけた本当に大切なもの

イザベルは、イケメンで仕事も完璧な彼氏のピエールとパリで同棲中。付き合って10年、二人はそろそろ結婚を考え始めていた。しかしイザベルには、結婚になかなか踏み込めない理由があった。それは「一度目の結婚は必ず失敗する」というイザベル家に代々伝わる呪いのようなジンクス! ピエールとの結婚式を数ヵ月後に控え、「何とかしてバツイチにならなくては!」と焦るイザベルの前に現れた男がいた。それは、お調子者で全く女気のない旅行雑誌編集者ジャン=イヴ。ピエールとの幸せな結婚生活のため、イザベルはなんとかしてジャン=イヴを落とし結婚、そして即離婚に漕ぎつけようと彼の世界半周旅行に同行することにする。 http://batsu-koi.com/

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執筆者

Yasuhiro Togawa