鹿児島県薩摩川内市せんだい宇宙館にて、2014年夏休み期間にかけてテレビアニメーション『宇宙戦艦ヤマト2199』企画展「宇宙戦艦ヤマト2199と科学」を開催いたします。『宇宙戦艦ヤマト2199』企画展は九州地方では初めての開催となり、さらに「科学」を題材にした企画展は全国初となります。
『宇宙戦艦ヤマト 2199』は 1974 年に放送された SF アニメの金字塔『宇宙戦艦ヤマト』 をベースに完全リメイク新作として制作されたアニメーション作品です。2012年より全七章になる劇場上映が開始、2013年4月〜9 月にかけてMBS・TBS系全国ネットにてテレビ放送され、大きな人気を博しました。

『宇宙戦艦ヤマト 2199』はリメイクにあたり、鹿児島大学理学部教授の半田利弘教授に科学考証を依頼。最新の学説に基づきヤマトが向かう大マゼラン銀河までの距離を14万8千光年から16万8千光年に変更するなどSF作品として科学上のリアリティを追求しております。
本企画展では半田利弘教授の全面監修の元、作品の世界を形作る「宇宙」と当館との関連性を活かした企画展としまして、子供から大人まで楽しんで頂くことのできる企画展を目指します。
開催は夏休み期間を予定しております。ぜひこの機会に足をお運び下さい。

さらに「宇宙戦艦ヤマト」は本年、1974 年のテレビ放送から40周年を迎え、その記念作品が制作されております。10 月11日には「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」、そして 12月6 日には「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」と2 作品連続の劇場上映を迎える予定です。半田利弘教授は同劇場映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」においても科学考証を担当の予定です。
また、宇宙戦艦ヤマト 2199 製作委員会では半田利弘教授の協力の基、同様の科学展示を全国の科学関連施設に展開を企画しております。『宇宙戦艦ヤマト 2199』というアニメーション作品を通じて「科学」と「宇宙」に少しでも興味を持っていただく方が増えればと考えております。
本年2014 年は、「宇宙戦艦ヤマト」のテレビシリーズ第1作からちょうど40 年を迎えます。この“ヤマト40周年”記念いたしまして、様々な展開を企画中です。

半田利弘教授からのコメント
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「宇宙戦艦ヤマト 2199」は数々の人間ドラマも見どころですが、宇宙の描写に臨場感があることも注目点です。
これは、各シーンが近年の天文学の成果も踏まえて作られたためです。けれども、現代科学が明らかにしている宇宙の実際の姿はアニメのシーンとはやはり少しは異なったところがあります。今回、関係者のご協力により、その違いを伝える企画展を開催することになりました。どこまでが本物と同じで、どこからが想像なのか、それを知ることで、科学探究の現在の限界やそれを補う空想力の凄さも知ることができるでしょう。ぜひご来場いただき、宇宙のことも、「宇宙戦艦ヤマト 2199」のことも、さらに楽しんでいただけたらと思います。

【企画展「宇宙戦艦ヤマト2199〜大マゼランへの旅〜」】
■開催期間:2014年7月19日(土)〜9月15日(月祝)
■開催場所:薩摩川内市せんだい宇宙館
住所:〒895-0005 鹿児島県薩摩川内市永利町2133番地6 寺山いこいの広場地内
■入館料:大人500円/小・中学生300円(未就学児は無料)
■開館時間:午前10時〜午後9時まで(入館は午後8時30分まで)
■休館日:毎週月曜日(変更される場合もございますのでHPをご覧ください。)
■当館ホームページ:http://sendaiuchukan.jp/index.html

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa