瑞々しい田園風景。神奈川県・下村。18年間父と母の愛情を一身に受け育った大塚あやめは、高校卒業を控え進学のためここを出て行く。翌日に卒業式を控えた朝、目を覚ました彼女は…。

2014年秋公開予定、劇場長編映画「いつかの、玄関たちと、」のスピンオフ作品として製作された、勝又悠監督×藤江れいなの最新作。藤江演じるあやめの、卒業式前日にスポットを当てたファンタジックな短編。「いつかの、玄関たちと、」劇場公開に先駆け、2014年6月下旬よりWEB映画館「Funtheater(ファンシアター)」http://funtheater.jpにてweb限定配信される。

まずは予告編を初公開。主題歌は名古屋を拠点に活動するMASHの新曲「パレード」。また本編の「いつかの、玄関たちと、」も同じくMASHの楽曲が主題歌を飾ることも決定している。

<ストーリー>
美しい木々に囲まれた町。神奈川県下村。
この町には小学校や中学校はあっても、高校がない。
高校へ通うためには、バスに乗らなければならない。
渇いたチャイムが鳴る。山奥にそびえたつ、北足柄高校。
次の日に卒業式を控えた、大塚あやめ(18)は目を覚ます。
しかし、あやめの目にしたものは、変わり果てた体育館の風景だった。
無造作に設置されたピアノ、規律正しく並んだベッド、スポットライトが当たったステージ、
殺風景ないつもの体育館と別物の体育館。
現実なのか夢なのか、見当もつかない、日常とは切り離されたその空間が、あやめを少しだけ大人にする。
いつもいつもひんやりと冷たかった体育館。
これは高校生活という世界の終焉。輝かしい過去に向けた惜別の言葉たちが、舞う。
ショパンの「ノクターン」よりも相応しい、煌びやかな光たちに囲まれて、
一人きりの卒業式が、今、始まる。

○主題歌:MASH(マッシュ)プロフィール
1979年、愛知県春日井市で生まれる。
2001年にHIP HOPバンド「ASIAN PIMPS」を結成。 バンド活動と1マイク+1DJのソロ活動を両立しながらも2006年「ASIAN PIMPS」が解散。 まもなくソロアーティストとして、同年11月に ミニアルバム「情熱のばか」をリリースするとともにソロデビュー。 翌年8月リリースのミニアルバム「天然音源」 で、メジャーデビューを果たす。 以降、USENチャートを賑わした「稲穂」「僕がいた」「夢追いの地図をひろげて」やアニメテーマソングに「Boys〜光り輝く明日へ〜」が起用されるなど精力的に楽曲をリリース。
2013年9月に自身のレーベル「Bluestar Records」から「Perfect World」をリリース。
現在までに、フルアルバム5枚をリリースするとともに、ワンマンライブ「MASH HOUR」の主催や、ロックフェス等への参加も積極的に行い多方面からの支持を得る。 自他共に認めるライブアーティストであり、ときに1マイク+1DJで、ときにバックバンドを率いての熱いパフォーマンスは必見。 公式サイトはhttp://mashhour.jp

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa