本作の舞台となるのは、世界的に見てもユニークなカラーを持つ、大阪周辺地域の電子音楽・楽器シーン。ミュージシャンから開発者、スポット、歴史にまで、多彩な角度から迫ります。英語字幕付きの海外版も同時公開予定。現在、シンセサイザーブームが世界レベルで加熱の兆しをみせており、日本発のコンテンツとして存在感の発揮を目指します。

電子楽器を扱ったドキュメントは「Theremin – An Electronic Odyssey」(1993)、「Moog」(2004)、「I DREAM OF WIRES」(2013)など世界的な話題作も数多い中、世界有数の電子楽器大国である日本を舞台にした映画はこれまで制作されていませんでした。スタジオねこやなぎでは、本作を皮切りに日本の電子音楽・楽器シーンをテーマとするドキュメントをシリーズ化していく予定です。

また映画の公開に合わせ、通算100年以上に渡る電子楽器の歴史を紹介する電子書籍シリーズ「シンセサイザーの歴史」(大須賀 淳・著)をキャンペーン価格の108円(税込)にて順次刊行。5月初旬に刊行済みの第1巻「MS-20で辿るシンセサイザー通史」(2014年5月6日付けAmazon Kindleストア エンターティメント部門:売上1位獲得)を皮切りに、様々な視点からシンセサイザーの歴史に迫ります。

関連作品

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執筆者

Yasuhiro Togawa