ついに本日、5月17日(土)より、新宿シネマカリテにて「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2014」(“カリコレ2014”)が開催となり、満席御礼でスタート!
記念すべきオープニング作品『ホドロフスキーのDUNE』の上映に先駆け、カリコレ2014実行委員会 小畑勝範 氏(武蔵野興業株式会社 興行部長)より開会の挨拶が行われました。「この企画は、昨年12月にシネマカリテが1周年を迎えるにあたり、様々なジャンルの作品を上映してきたシネマカリテらしい映画祭をやってみたいと考え、沢山の方々のご支援・ご協力のもと、やっとこの日を迎える事が出来ました。ご覧の通り小さな映画館ではありますが、この劇場にしか出来ない事があるという思いと、多くのお客様に映画を楽しんで頂きたいという願いを込めた映画祭です。是非、このファンタスティックな1ヶ月間をお楽しみください。」
また『沈まない三つの家』の中野量太監督、木村知貴さん、山田奈々子さんが開催のお祝いに駆けつけ、映画祭のスタートに華をそえました。中野監督は「僕が観たい映画はいつもシネマカリテでやっているんですよね。みなさん、今日からたくさん観てください。」とコメント。
最後に、バリー・レヴィンソン監督(『ザ・ベイ』)や映画評論家の江戸木純さん他多数から寄せられたお祝いメッセージが紹介されました。(メッセージ別紙)
前日(5/16)までに発売された「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2014」の前売券販売数は1,818枚。好調な販売数にこの映画祭の期待値が高まる。

是非ともご紹介のほど、宜しくお願い申し上げます。
世界で一番映画温度が高い街・新宿の初夏を彩るシネマ・パーティ“カリコレ2014” 
スマホすててカリコレに来いーっ!

    <コメント>

■中野量太監督(『チチを撮りに』)
僕の観たい映画を調べると、高い確率でシネマカリテに辿り着く。今年もすでに何回通ったことだろう。僕が満足した映画を振り返ると、高い確率でシネマカリテを思い出す。今年も何回心揺さぶられたことだろう。さぁ、今度は僕の番だ。監督作品が『カリコレ』で三本上映されることは実は大興奮。「私はシネマカリテのヘビーユーザーです!」

■サキノジュンヤ監督(『サケボム』)
カリコレ2014開催おめでとうございます。日本人が撮ったアメリカ映画を逆輸入という形で公開できる事を大変光栄に思っています。このロードムービーを観て、海外へ旅をする人が増えたら嬉しいです。

■江戸木純さん(映画評論家/『ムトゥ踊るマハラジャ』発掘者)
東京ファンタのワクワクと驚き、興奮と熱狂が新宿に蘇る。何が飛び出し、どんなに化けるかわからない予測不可能な玉手箱的映画空間に期待します。

■小林啓一監督(『ぼんとリンちゃん』)
たくさんのこだわりを詰め込んだ映画ができました。しかもシネマカリテで初披露させてもらえるなんて、すごく嬉しいです。ここからスタートできるというのは、僕にとって、どんな映画祭に出ることよりも意味があって、重要なのです。本当にありがとうございます。主人公のぼんとリンちゃんは、みなさまの目にどのように映るのでしょうか、今からすごく楽しみです。
   
   
■佐倉絵麻さん(『ぼんとリンちゃん』出演者)
シネマカリテ映画祭、上映決定嬉しいです!ありがとうございます!四谷夏子ことぼんと、友田麟太郎ことリンちゃんが大切な友達を探しに出るお話です。二人は所謂オタクと呼ばれる人種なんです。オタクと言うだけで少し苦手に感じる人も多いかと思います。でも一般にオタクと呼ばれる人たちは、みんなそれぞれ自分の中に譲れないものを持っています。私は映画を撮り終わって、周りの環境から自分の理想を諦めたりする人よりも、たった一人でも自分を分かってくれる人がいて、自分の信念を貫く生き方をする人はかっこいいなと思うようになりました。きっとこの映画で何か心に感じるものがあると思います!小林監督の世界観とぼんとリンちゃんの戦いを心いっぱいで感じて下さい!
   

■高杉真宙さん(『ぼんとリンちゃん』出演者)
「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2014」での先行上映決定、ありがとうございます!シネマカリテさんで、皆さんに「ぼんとリンちゃん」をいち早く観ていただけること、僕自身もやっと大画面で観ることが出来ることが、本当に嬉しいです。この作品では、初めての挑戦をたくさんさせて頂きました。ここまでの長撮りをしたり、「リンちゃんを演じる」と言うより「リンちゃんとして生きる」と言えるほどナチュラルな演技をするのは初めてで、自分にとってもステップアップにつながる作品になりました。リンちゃんは、今まで演じてきた役の中で最も自分に近くとても愛しいキャラクターです。僕自身もオタクなところがあるので、オタクのリンちゃんを演じるのは、本当に楽しい経験でした。画面の中で生きるリンちゃんを皆さんにも存分に楽しんで貰えたら嬉しいです!上映当日は、僕も舞台挨拶をさせて頂きます。会場に来ていただいた皆さんとの記念撮影もあるとのことですので、ぜひ一緒に楽しい映画祭の思い出を作りましょう!シネマカリテで、皆さんとお会いできますのを楽しみにしています。
  

■ヒガリノさん(『ぼんとリンちゃん』出演者)
BL女子、アニメヲタク、、、誰もがきっと、何かしらのヲタクだと思うんです。リハーサルにリハーサルを重ねた小林監督ならではの演出で、私は「斎藤みゆ」としてスクリーンの中で生きています。この「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション」で上映されることが最高に嬉しいです!ぜひとも、1人でも多くの方々に観て頂きたいです!
  
  
■中井圭さん(映画解説者/「ナカメキノ」ディレクター)
新宿武蔵野館とシネマカリテは面白い映画館だ。映画館には大抵特色があるのだけど、この2館の色は、ちゃんと面白い映画を届けようとする心意気の色。とてもシンプルで、深いこだわり。僕が無料上映イベント「ナカメキノ」をやっているのは、もっとたくさんの人に映画を好きになってもらって、映画館に足を運んでほしいからだけど、その先に武蔵野館やシネマカリテのような映画ファンを育てる映画館があるのが心強い。そんなシネマカリテが仕掛けるオリジナルの映画イベントが面白くないわけないでしょう。

■ティモ・ヴオレンソラ監督(『アイアン・スカイ』)
カリテ・ファンタスティック!シネマコレクションへようこそ。より理想的なラストに近付いた『アイアン・スカイ ディレクターズ・カット版』をぜひ楽しんで!

■バリー・レヴィンソン監督(『ザ・ベイ』)
カリコレ2014開催おめでとうございます。カリコレ2014を楽しみにしているみなさんに一つだけ言いたい事があります。『ザ・ベイ』を是非観に来て下さい。もし自分たちが同じ状況に陥ったらどうするだろうかと、自問自答してください。

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa