日常の小さな出来事をユーモアあふれる視点で切り取り、コミカルでハートウォーミングな作品に昇華してしまう偉才リチャード・カーティス。敏腕脚本家として名をあげ、世界的に大ヒットを記録した『ラブ・アクチュリー』(03)で長編監督デビューをはたしたカーティスにとって3作目であり、同時に最後の監督作となるのが『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』だ。
  「残り24時間しか生きられないと告げられたら何をする?」。本作は、友人と交わしたこの何気ない会話をきっかけに誕生した。「時間を巻き戻せたら違う道を選んでいた」という誰しもが抱く思いをベースに、恋人、友人、そして家族というかけがえのない人たちへの愛を解く。なんでもなかった平凡な一日が大切な一日に変わり、当たり前のように身近にいた人たちに感謝をして、また大好きになる……。リチャード・カーティスが贈る、愛と人生のガイドブックが2014年最高の感動を呼ぶ!

新星ドーナル・グリーソン×レイチェル・マクアダムス、
実力派俳優たちがみせる、最高の愛の物語。
 
 21歳でタイムトラベル能力があることを知り、その能力を駆使して恋や人生の成功をつかもうと試みる主人公ティムを演じるのは、アイルランド出身のドーナル・グリーソン。『ハリー・ポッターと死の秘宝』(10、11) シリーズや 『アンナ・カレーニナ』(12)などの話題作に出演してきた期待の新星が、繊細で人間味あふれるティムを魅力的に演じる。ヒロイン・メアリー役には、『きみに読む物語』(04)、『恋とニュースのつくり方』(10)などで知られるレイチェル・マクアダムス。キュートで親しみやすい笑顔の持ち主でありながら、実直な演技を見せるレイチェルほどメアリーにぴったりの女優はいないだろう。また映画のカギを握るティムの父親役には、リチャード・カーティス作品ではお馴染みのビル・ナイ。今作では『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを始めとする作品で実力を不動のものとしている彼が、物語にリアリティと笑いを与えて感動を誘う。

特報::https://www.youtube.com/watch?v=wc64uJGVpRk

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執筆者

Yasuhiro Togawa