浅野忠信と二階堂ふみが、禁断の純愛に挑む!
今回初解禁となるポスター画像は、浅野忠信演じる淳悟と二階堂ふみ演じる花が指を絡める妖艶な写真に、「誰にも言えない」「流氷で起きた殺人事件 解き明かされるふたりの秘密」の言葉が並べられ、ただならぬ二人の関係が伝わる。

同時に解禁された予告編は、決して知られてはいけない二人だけの秘密が垣間見える。
白銀の世界で淳悟にキスをねだる花、お互いの指をなめ合うカットなど、まるで二人の秘密をのぞき見しているよう!さらに、二人の前半と後半での表情の違いに注目!

今までのキャリアを全てぶつけた—浅野忠信【as 淳悟】
「今までのキャリアをぶつけるのにこれ以上のものはなく、自分にしかできない役」という覚悟と意気込みで本作に挑んだ浅野。前半の穏やかな表情から一変し、後半は胸倉を掴み、包丁を持ちながら狂気をはらんだ表情を見せたか思うと、「親父になりたいんだ」と一粒の涙を流し、心も体もすさんだ姿を見せる。監督は原作を読んだ時から「淳悟=浅野忠信」をイメージし、さらに原作ファンからも同じ声が挙がっていたが、予想を遥かに上回り圧巻の演技力を見せる。

自分の「勝負作」であり、「特別な作品」—二階堂ふみ【as 花】
冒頭で眼鏡に猫の白い耳あてをしてみせるあどけない表情は一見純粋な中学生。しかし、後半表情が一変!「自分の『勝負作』であり、『特別な作品』」と語る二階堂が魅せる妖艶な表情から、体当たりの演技を披露していることが分かる。本作で 3 回も流氷に飛び込む女優魂がすでに話題になっているが、それ以上に圧倒的な存在感を放ち、深い喪失と濃厚な秘密を抱え込んだ花を見事体現している。

大島渚監督の『愛のコリーダ』で世界を挑発した藤竜也が、「男と女ってのはしつこいもんなんだよ」と語り、モラルの象徴として登場することも興味深い。

「常に、「もっとできる」という気持ちで撮影に挑んでいた」と語る浅野は、完成した本作について「『私の男』にはとても満足しています」と語り、二階堂は「現場で感じていた以上のものをスクリーンで見ることができて、本当に素晴らしい作品だな、と思いました。あまりにも泣いてしまったので、もう一度観たいです」と、完成した作品を見て号泣したことを明かしている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa