ネビュラ賞、ヒューゴ賞のダブル・クラウンの快挙を達成し、近年の日本のサブカルチャー界をリードしているアニメ、漫画、小説、そしてゲームなどに多大なインスピレーションを与えた伝説的小説<エンダーのゲーム>が遂に映画化。
この度、日本語吹替版声優に逢坂良太、佐藤聡美、白石涼子ら日本のアニメでも壮絶な人気を誇る声優たちが抜擢された。

アニメ大国日本の多くのクリエイターや声優などに影響を与え、その深淵な世界観やスケールの大きさから、長年にわたり映像化不可能と言われてきた本作は、宇宙戦争を“終わらせる使命”を背負って生まれた少年戦士エンダーの挫折と成長を描いたヒューマン・ドラマ。「ハリウッドの実写が日本に追いついた」ともいわれ、いまや日本的でもある斬新な設定と展開は現代のアメリカでも受け入れられ、11月1日(金)に全米公開されると瞬く間にNo.1大ヒットを獲得した。

そんな、日本と親和性の高い作品でもある『エンダーのゲーム』の日本語吹替版制作にはCM制作や外国映画の日本語版制作で有名な東北新社と声優事務所の老舗、青二プロダクションがディズニー・スタジオ・ジャパンへ協力。伝説的な作品を吹替版でも最高の映画として生み出すべく、厳正なる制作が行われた。
運命の少年エンダー役には2013年脅威の主役率で最も注目されている逢坂良太(「ダイヤのA」沢村栄純、「進撃の巨人」マルコ 、「つり球」真田ユキ など)、エンダーと共に戦う射撃の天才少女ぺトラ役には佐藤聡美(「けいおん!」田井中律 など)、エンダーの心の拠り所である姉ヴァレンタイン役には白石涼子(「ハヤテのごとく!」綾崎ハヤテ、「SKET DANCE」ヒメコ など)が名を連ねる。
そして、バトル・スクールでエンダーの友人となるビーン役には沢城みゆき(「ルパン三世」峰不二子など)、アーライ役には桑島法子(「電脳コイル」イサコ、「神風怪盗ジャンヌ」下部まろん / 怪盗ジャンヌ など)という豪華メンバー。もちろん、ハリソン・フォードが演じるエンダーを極限まで追いこむ指導官グラッフ大佐役には磯部勉、ベン・キングズレー演じるメイザー役には麦人と、洋画吹き替えファンにはお馴染みのベテラン声優達が屋台骨を支える。

人気絵師:秋赤音によるイメージイラストの発表を皮切りに、絶版状態にあった「エンダーのゲーム」[新訳版](上下)刊行、冬コミケ(コミックマーケット85)企業ブースへの参戦、青二プロダクション・東北新社の協力のもと日本のアニメ人気声優達による日本語吹替版の製作決定という、エンダー再誕プロジェクトが着々と進み大きな話題となる中、今回抜擢された豪華声優陣による「エンダーのゲーム」ラジオドラマ化も決定!

日本では映画ファンのみならず、アニメ・ゲーム・SFファンや近代カルチャーを創造したクリエイターに至るまで、絶大な注目を集める『エンダーのゲーム』。日本のカルチャーへの敬意を持った展開と共にその人気を復権させている。

★逢坂良太さん(エンダー役)コメント
今回、外画の仕事が初めてだったので、収録日までは緊張して「どうしよう、どうしよう」と焦っていましたが、本番では覚悟を決めて「やらなきゃいけない!自分はやれるんだ!」と奮い立たせて臨みました。エンダーは不安定ながら成長していく男の子なんですが、僕が最近アニメ作品で演じさせていただくキャラクターとも共通点が多いので、エンダー役にも作品にもすんなり入っていくことができました。また、今のアニメの原点になった作品という事を演じながらとても感じました。僕自身の演技に拙い部分があるかもしれませんが、作品は本当に素晴らしい物になっていますので、是非劇場に足を運んで頂ければと思います!

★佐藤聡美さん(ペトラ役)コメント
外画経験が殆ど無いので“決まったよ”と聞いた時はビックリましたが、決まったからには「作品を盛り上げるために頑張るぞ!」と気合が入りました。エンダーは思春期特有の脆い感じがある目の離せない子で、それに対してペトラは“面倒見てあげよう”というお姉さん気質が強い子なので、私もそんな気持ちで演じたいなって思いました。ペトラには<短所すら魅力に感じるような部分があって、そういった面は私が以前演じさせて頂いたとあるキャラクター に似てる部分があるかなぁと感じました。私たちの世代が見ているアニメのルーツになった作品でもありますし、SFファンや原作ファンだけでなくアニメファンの方もドキドキしながら楽しんでいただける作品だと思います! ★白石涼子さん(ヴァレンタイン役)コメント 『エンダーのゲーム』のお仕事を頂いた時に“原作の小説が今の日本のアニメ作品に影響を与えたんだよ”と聞いていて『エヴァンゲリオン』好きとしては興味津津で観てみると「なるほど!今の日本のアニメ作品にありそうだ!」っていう所が結構含まれていて、実写の作品なんですけど、どこかアニメっぽかったりゲームっぽかったり独特の世界観があるなぁと思いました。「このシーン、アニメで見たことある!」って思ってもらえるんじゃないかなって思います。SF要素もあるんですけど、人間ドラマがすごくあって、それがこの作品に引き込まれる理由だと思います。私は俄然、主人公エンダー推しです。可愛くてカッコ良いいです!

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執筆者

Yasuhiro Togawa