すべてをさらけ出した主演女優の体当たり演技に、全世界が拍手喝采!

グロリア、 58歳。 チリからやってきた新しいヒロイン。孤独も更年期の不安も乗り越え、前向きな彼女の生き方に、いま世界中の女性が喝采を送り、元気をもらっています。 ヌードやベッドシーンも辞さず、魅力的な主人公をパワフルかつ繊細に演じるチリのベテラン女優パウリーナ・ガルシアの渾身の演技は、第63回(2013年)ベルリン国際映画祭の話題を独占。公式上映では10分間におよぶスタンディングオベーションが起き、見事銀熊賞・主演女優賞に輝きました。 監督は本作の成功で世界中から注目を集める鬼才、セバスティアン・レリオ。グロリアを演じるパウリーナ・ガルシアは、80年代中盤からチリのテレビや映画、舞台と幅広く活躍している人気女優で、過去にはチリのアカデミー賞といえるアルタザール賞最優秀女優賞を受賞。 グロリアを愛するロドルフォを演じるのは、『独りぼっちのジョニー』(93)、『NO』(12)などの名優セルヒオ・エルナンデス。82年にローラ・ブラニガンがカバーして大ヒットしたウンベルト・トッツィの「グロリア」に乗せ、一人の中年女性の前向きな生き方をパワフルかつ繊細に描き、爽やかな感動を呼ぶ傑作の誕生です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa