第23回マドリード国際映画週間で現地時間21日、特別招待された『そして父になる』の正式上映が行われ、是枝裕和監督が参加。本映画祭にはスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が是枝監督作品の大ファンということで本作を観に足を運んでおり、二人の対面が実現いたしました。

2004年のカンヌ映画祭で、アルモドバル監督は『バッド・エデュケーション』、是枝監督は『誰も知らない』で参加。クロワゼット通りですれ違ったのを、アルモドバル監督は覚えており、『誰も知らない』は素晴らしい!といろいろなところで話したとのこと。
是枝監督は『オール・アバウト・マイ・マザー』も『トーク・トゥ・ハー』も封切り時に映画館で観ており、アルモドバル監督の最新作で日本でも2014年1月25日(土)に公開となる、「『アイム・ソー・エキサイテッド!』に関しては、「まだ観られていないけれど、日本に帰ったらすぐに観ます!」とアルモドバル監督に伝えた。
上映後、アルモドバル監督は、「とてもすばらしい映画で、感銘を受けました。まさしくマスターピースと呼べる作品だと思います。会場にいる観客が感動している空気が伝わってきました。次回準備中ですが、『そして父になる』に近づけるくらいいい作品になればいいなと思っています』と本作を大絶賛!
是枝監督は、「またスペインに来て欲しいし、世界中の映画祭でお会いできるのを楽しみにしています」と今回の対面を喜んだ様子。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa