新生『ロボコップ』の日本公開が、2014年3月14日(金)より、全国公開されることが、決定致しました。物語の舞台は2028年、巨大企業オムニコープ社がロボット・テクノロジーを支配する世界。アメリカ・デトロイトで愛する家族とともに暮らす勤勉な警官アレックス・マーフィー(ジョエル・キナマン)は、勤務中に重症を負うが、オムニコープ社の最新のロボット技術により“ロボコップ”として新たな命を得る。驚異的な力を身につけたアレックスは、予想をもしなかった問題に直面することになる—。
 
 1987年、全米で公開された『ロボコップ』(ポール・バーホーベン監督)では、殉職した警官がロボット警官「ロボコップ」として新たな命を与えられ、活躍するSFアクション映画であった。その衝撃的な近未来デザインと描写が社会現象となり世界中で大ヒット。その後、続編の『ロボコップ2』(90)や『ロボコップ3』(93)が製作され、後にテレビシリーズやアニメ、アメコミなども製作された。そして、第一作から27年の時を経て続編ではない完全新作として2014年新春、『ロボコップ』が新たに始動する!
 
 今回、主役の“アレックス・マーフィー”(=ロボコップ)を演じるジョエル・キナマンは、スウェーデン出身で、今ハリウッドで高い評価を受けている人気俳優。アメリカのテレビシリーズ「THE KILING〜闇に眠る少女」(11〜)で注目され、その後『ダーケストアワー 消滅』(11)、『デンジャラス・ラン』(12)等のハリウッド映画にも出演、今回『ロボコップ』での大抜擢となった。昨年末には、スウェーデンのアパレル大手 “H & M” の秋広告キャンペーンの顔もつとめた。共演はロボコップの設計者役としてゲイリー・オールドマン(『裏切りのサーカス』〈11〉)、巨大な軍事産業をも擁するメディア王役としてサミュエル・L・ジャクソン(『ジャンゴ 繋がれざる者』〈12〉)、そして鍵となるオムニコープ社のCEO役に、マイケル・キートン(『バットマン』〈89〉)といった実力派3大俳優が脇を固める。主人公の妻役を新鋭女優アビー・コーニッシュ(『リミットレス』〈11〉)が演じている。監督はブラジルの新鋭ジョゼ・パジーリャ。2000年にリオで実際に起こったバス・ハイジャック事件を取りあげた『バス174』(02)で監督デビュー。その後、『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』(2010・未)は、その年のブラジル映画の国内歴代最高興行記録を樹立した。また新作“ロボコップ”のブラックを基調とするデザインを手掛けたのは、『ターミネーター』シリーズ、『アイアンマン』シリーズ、『パシフィック・リム』など、現在映画界屈指のプロダクトデザインを手がける名門“レガシーエフェクツ”(旧スタン・ウィンストン・スタジオ)が担当している。
 

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51990

執筆者

Yasuhiro Togawa