山田洋次監督の82作目となる最新作『小さいおうち』は、2010年に直木賞を受賞したベストセラー、中島京子原作の同名小説を映画化した作品。50年以上にわたって、“家族の絆”を描いてきた山田洋次監督が、本作では初めて“家族の秘密”に迫ります。家族の温かさを見つめてきたその目で、更に深く、人間の心の奥底に分け入り、その隠された裏側までも描きだそうとする本作。

この度、今年4月の新開場後、毎月満員御礼の大盛況となっており、今年最も話題になったスポットの一つでもある歌舞伎座で、来年2014年1番の話題作である本作のプレミアイベントを行う事が決定いたしました。山田洋次作品だからこそ実現した、2013年を締めくくるに相応しい、日本一豪華な舞台挨拶イベントです。

【歌舞伎座プレミアイベントの概要について】

・日時:2013年12月26日(木)お昼頃
・内容:映画上映前に監督、キャストによる舞台挨拶などを予定しております。
・その他情報として:
歌舞伎座での邦画の上映イベントは、2006年8月に新開場前の歌舞伎座で行われた『出口のない海』(2006年9月16日公開/佐々部清監督)以来、およそ7年ぶり。
『小さいおうち』が昭和初期〜第二次世界大戦が起こる頃までと平成という2つの時代を舞台にして描かれた物語という事もあり、明治・大正・昭和・平成の4時代にわたって東京・銀座の象徴であり続けた歌舞伎座でのイベントを行う運びとなりました。また、映画は昭和モダンの香りが華やぐ時代の物語。当時の銀座はまさに昭和モダンの代表的なスポットでもあり、その中でも歌舞伎座は原作で主人公・時子(松たか子)と板倉(吉岡秀隆)が偶然出会うという、恋の舞台にもなっております。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=41771

執筆者

Yasuhiro Togawa