ロシア・ウラジオストク・オールロケのオリジナルストーリー

 前田敦子主演、黒沢清監督・脚本『Seventh Code』が、2013年11月8日からイタリア・ローマで開催される【第8回ローマ国際映画祭コンペティション部門】に選出されました。
 今年6月にロシア・ウラジオストクにてオールロケで撮影された本作は、撮影直後から、世界的にも評価が高い黒沢清監督の最新作ということで各国の映画祭から上映オファーが集まり、ローマ国際映画祭で【世界初上映】されることになりました。
 ローマ国際映画祭は2006年から毎年ローマで開催されている国際映画祭で過去には日本映画も招待されていますが、作品賞ほか各賞のいずれかを受賞すれば初の快挙となります。

【黒沢清監督コメント】
「前田敦子は、周囲の何ものにも頼らず、たったひとりでその場所に堂々と存在することのできる、日本ではめずらしいタイプの俳優です。彼女の非凡な個性は、日本ではない異国の土地でよりいっそう鮮烈に輝くに違いない、そう予想して私は最新作の撮影にのぞみました。その通りになりました。映画が全力で彼女を支え、最終的には彼女の存在が逆に作品全体を力強く押し上げてくれました。映画なくして彼女は生まれず、彼女なくして日本映画もまた存在しえない、そんな時代がやってきたようです。」

【前田敦子コメント】
「憧れの黒沢監督とご一緒出来て、本当に嬉しかったです。
6月にロシアのウラジオストクで撮影してきたのですが、真冬のような寒さの中での撮影でした。撮影中は、監督の素敵な人柄にふれることが出来て、そして周りのスタッフさんたちにも支えていただきました。本当に感謝しています。
ローマ映画祭に選出されたと聞いて、本当に嬉しいです。」
※本作「Seventh Code」の日本での公開に関しましては決定次第、発表致します。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51957

執筆者

Yasuhiro Togawa