2014年春、ディズニーから「美女と野獣」「塔の上のラプンツェル」を超える全く新しい愛の物語が誕生する。それは、運命に引き裂かれた姉妹を主人公に、凍った世界を救う“真実の愛”を描いた感動のスペクタクル・ファンタジー『アナと雪の女王』。アンデルセン童話の傑作『雪の女王』にインスピレーションを得て、雪と氷の世界を舞台に予測不可能なストーリーと、心に残る珠玉のミュージカル・ナンバーが彩る至高のエンターテイメント作品となっています。

先日、本作の日本語吹替版主題歌に決まったばかりのMay J.が、10/14 (月祝)舞浜のアンフィシアターで行われた「D23 Expo Japan 2013」のディズニー・ファン・イベントにサプライズで登場し、日本語版主題歌のエンディング・ソングとなる楽曲「Let It Go」を約2,000名の観客を前に初お披露目した。本来May J.が担当するのは、日本語バージョンだが、今日のこのイベントに限っては英語版での楽曲を歌った。会場のファンにとっては貴重な機会となった。

今回、初お披露目となった「Let It Go」は、触れるものを凍らせてしまうという秘密の力を持っているために、愛する妹を傷つけることを恐れ、自分の世界に閉じこもって暮らしてきたエルサが、抑えてきた感情を解き放ち、自由に生きることを誓う内容の楽曲。エルサの心の奥深い感情を表現する曲ゆえ、歌唱力はもちろん、優れた表現力も持ち合わせていなければ、歌い上げることのできない難しい曲。英語版本編では、ブロードウェイで活躍し、『ウィキッド』でトニー賞にも輝いた実力派女優イディナ・メンゼルが、エルサ役声優を担当したことが早くも話題になっているが、May J.は、本編中でエルサが歌っている主題歌「Let It Go」のエンディング・ソングを担当する。

May J.はこの日、エルサをイメージしたブルーのドレスと三つ編みスタイルで登場。白い雪が舞い落ちるという映画のワンシーンが再現され、青い光に包まれ一瞬にして氷の世界と化した会場。紙で作られた雪は、ミッキー型になっているというディズニーならではの遊び心溢れる演出も。
美しく幻想的な雰囲気の中、バラードの女王と評されるその歌唱力で、エルサの開放感に満ちあふれた感情を豊かに表現し見事に歌い上げた。楽曲を歌い終えたMay J.は、「興奮がまだ冷めないです!歌っているうちに徐々に実感が湧いてきました。ディズニーファンの皆さまの期待に応えられるようにと、歌う直前まで歌詞を確認していました。」とプレッシャーと闘い、強い思いで大舞台に挑んだ様子。また、「生まれた時からディズ二—映画を見て、聞いて歌って育ったので“ディズニー”は私にとってすべてです。今日はディズニーが大好きな方々が集まった場なので大好きなディズニーの主題歌を披露できて光栄です。デビューした時にいつかディズニー映画に関わりたいと思っていたので今こうやって夢が叶うということは本当に嬉しいです。」と自身もディズニーファンということで楽曲に対する熱い思いを語った。
プレゼンターのウォルト・ディズニー・スタジオ、マーケティング部門のプレジデント、リッキー・ストラウスはMay J.の歌声に「素晴らしい!」と大絶賛。May J.の歌声に観客は酔いしれ、会場が一体となり、鳴り止まぬ拍手の中イベントは大盛況のうちに終わった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa