12月21日に公開致します映画『麦子さんと』。本作は、『純喫茶磯辺』、『さんかく』の吉田恵輔監督の最新作で、アニメ好きのオタク女子“麦子”と麦子を捨てたはずの母との絆を描いたハートフルエンターテイメント!主人公の麦子役に堀北真希、頼りなくてだらしないギャンブル好きの兄役に松田龍平、2人を捨てたはずなのに、突然舞い戻り2人の生活を引っ掻き回す母親役に余貴美子など多彩なキャストが顔を揃える。その他、温水洋一、麻生祐未、ガダルカナル・タカなどユニークな面々が集結し、朗らかな笑いと感動溢れる作品に仕上がりました!

劇中では、アニメ好きで声優を目指すアニオタ女子を好演している堀北真希さん。アニメイトのエプロンを身に着け、書店で声優の声真似を披露している彼女ですが、そんな彼女のお気に入りアニメが「今ドキッ同級生」。
実はこのアニメ、なんとProductionI.Gが製作した超本格アニメ!吉田監督のアニメ好きが高じて、本編で使用されるアニメ映像の製作をProductionI.Gに依頼。「劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君」や「黒子のバスケ」などを手掛けた川崎逸郎氏が演出を担当。吉田監督の構想では全26話の放送も可能という壮大なイメージを凝縮しての製作作業となった。

吉田監督自身、無類のアニメ好きで、最近のお気に入りアニメに「とある科学の超電磁砲S」、「あの花の名前を僕たちはまだ知らない」などをあげており、可愛い少女、カッコイイ女性が出てくるアニメが好きだと語っている。その言葉通り「今ドキッ同級生」もヴァーチャル世界において科学の力でバトルを繰り広げる女の子が主人公のアニメ。深夜アニメに「プリキュア」の要素が入っているイメージで考えたというこのアニメ「すぐにTVシリーズ全26話を始められる構成は固まっているので、スピンオフのお話待ってます(笑)」というほど自信満々の作品となっている。

◆川崎逸朗氏について◆
日本のアニメーション監督、演出家、脚本家。タツノコアニメ技術研究所を経て、IGタツノコ(現・Production I.G)草創期からアニメーター・演出として作品に参加。現在は同社及びゼクシズを拠点に活動。これまでに『劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』の監督などを手掛け、また、絵コンテ、演出として数多くの作品の制作に携わる他、脚本やシリーズ構成を担当することがある。
<主な代表作>
「劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君」(2005年、監督・脚本)
「レンタルマギカ」(2007年 – 2008年、監督・絵コンテ・演出・原画)
「戦国BASARA」(2009年、監督・絵コンテ・演出)

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa