『タクシードライバー』『グッドフェローズ』といった名作を世に送り出し、ハリウッドの黄金コンビと謳われた巨匠マーティン・スコセッシと名優ロバート・デ・ニーロ。そして、『レオン』『グラン・ブルー』で知られるヒットメーカー、リュック・ベッソン監督。この豪華すぎる3人が初のコラボを果たし、かつて誰も観たことのない“ファミリー”を主人公に、奇想天外なスリルとユーモアで魅せる痛快エンターテインメント『マラヴィータ』が、11月15日(金)より公開となる。
 この度、「人志松本のすべらない話」「嵐にしやがれ」でお馴染みの若本規夫(わかもとのりお)さんがナレーションを務める本作の予告編が解禁となった。
 解禁された映像は、泣く子も黙る元マフィアのボス・フレッド(ロバート・デ・ニーロ)を父にもつブレイク一家が、家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名を名乗って世界各地の隠れ家を転々としてきたシーンから始まる。フランス・ノルマンディー地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家は、新天地でごく普通の家族として生きようとするものの、スーパーを爆破してしまう妻マギー(ミシェル・ファイファー)、テニスラケットで同級生を殴り倒してしまう娘ベル(ディアナ・アグロン)、昔の血が騒ぎバットが折れるほど人を殴る父親のフレッド…と、全員がワケあり家族!ロケットランチャーが発射され屋敷が豪快に爆破されるなど、どうみても普通ではない映像が満載となっている。
 やがてフレッドに積年の恨みを抱くマフィアのドンが、彼の居場所を突き止めて恐怖の殺し屋軍団を現地に派遣。かくして“ファミリー”VS.“ファミリー”の仁義なき壮絶バトルの火蓋が切られ、ブレイク一家がどう本物のマフィアに立ち向かうのか、その展開が気になるところ。
 また予告編の冒頭で登場するように、「皆にアンタッチャブルかと聞かれた」というデ・ニーロ主演作『アンタッチャブル』を意識したセリフや、スコセッシ&デ・ニーロの傑作マフィア映画『グッドフェローズ』を引用した抱腹絶倒シーンも。デ・ニーロ出演作へのオマージュがたっぷり込められた、ファンにはたまらない仕掛けの数々も見逃せない。
 “怒れる元マフィア”フレッドに扮したデ・ニーロが哀愁漂うパパの顔も演じ分け、フレッドの妻マギーにミシェル・ファイファー、一家を監視するFBI捜査官スタンスフィールドにトミー・リー・ジョーンズ、フレッドの娘ベルにTVシリーズ「Glee」のクイン役でブレイクしたディアナ・アグロンを配した絶妙のアンサンブル・キャストも話題に。ブレイク一家が“ファミリー”の絆を試されるクライマックスには、豪快にして痛快なスペクタクル&アクションが炸裂している。
 『マラヴィータ』は11月15日(金)、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショーとなる。

予告編::http://youtu.be/MehJ5-aFJP0

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執筆者

Yasuhiro Togawa