11月1日に新宿ピカデリー他全国で公開します映画『恋するリベラーチェ』が、9月22日【※日本時間9月23日】に発表された「第65回エミー賞」にて作品賞、監督賞、主演男優賞(マイケル・ダグラス)の主要3部門で受賞を致しました。本賞に先駆けて9月15日【※日本時間9月16日】に行われた制作部門を中心とした「クリエイティブ・アート・エミー賞」での8部門の受賞を合わせ、本年度のエミー賞では最多となる合計11部門を受賞する快挙を遂げました。今回は本作に出演したマイケル・ダグラスとマット・デイモンがプレゼンターを務め、リベラーチェへのトリビュートとしてエルトン・ジョンがライブパフォーマンスを行うなど、『恋するリベラーチェ』一色となり、大盛況の内に終了しました。授賞式でマイケル・ダグラスは、恋人役のマット・デイモンにキスを贈り「(この作品の演技は)パートナーに依存しなければならなかった訳ですが、あなたは素晴らしかった。その為、この受賞の半分はマット(マット・デイモン)の賞です。」とスピーチし、会場内からは盛大な拍手が送られました。また本作の特殊メイクを担当した、日本人スタッフの矢田弘さんが特殊メイク賞を受賞しました。

エミー賞とは、世界の放送業界において顕著な実績のあった番組や俳優、プロデューサー、制作技術者に贈られる、放送業界で最も権威と歴史のある賞です。1948年に設立され、1949年1月25日にハリウッドで行われた第1回の授賞式以来、今年で65回目を迎えます。出席するハリウッドセレブのパーティーファッションなども含め、アカデミー賞やグラミー賞と並んで、毎年世界中から大きな注目を集めています。

本作は、アカデミー賞受賞監督スティーヴン・ソダーバーグの最新作であり、アカデミー賞受賞俳優マイケル・ダグラスとマット・デイモンが恋人を演じていることで話題となっています。派手な衣装とステージパフォーマンスで一世を風靡し、“世界が恋したピアニスト”と評されたミスター・エンターテイナー、“リベラーチェ”の晩年を描き、当時決して明かされることのなかった彼の私生活と、生前に必死に隠そうとした同性愛者であるという事実に基づいて製作された、美しくも儚い真実のラブストーリーです。本年度のカンヌ国際映画祭ではコンペティション部門にて上映され、先日フランスで行われたドーヴィル・アメリカ映画祭では栄えあるオープニング作品に選出されるなど、世界各国の映画祭にて注目を集めています。現在、約20か国の劇場で公開が予定されており、日本では11月1日より新宿ピカデリー他全国の劇場にて公開いたします。

≪受賞≫
「プライムタイム・エミー賞」:ミニシリーズ・TV映画部門   
 「作品賞」:『恋するリベラーチェ』                  
 「主演男優賞」:マイケル・ダグラス                 
 「監督賞」:スティーヴン・ソダーバーグ

「クリエイティブ・アート・エミー賞」: ミニシリーズ・TV 映画部門
 〔キャスティング賞〕カルメン・キューバ / 〔編集賞〕メアリー・アン・バーナード
 〔衣装賞〕エレン・ミロジニック、ロバート・Q ・マシューズ
 〔ヘアスタイル賞〕メアリー・ラーキン ほか3 名 / 〔メイク賞〕ケイト・ビスコー ほか4 名
 〔特殊メイク賞〕ケイト・ビスコー、矢田弘 ほか5 名
 〔アートディレクション賞〕ハワード・カミングス ほか2 名
 〔サウンドミックス賞〕デニス・タウンズ ほか2 名   

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執筆者

Yasuhiro Togawa