『マイク・ミルズのうつの話』の公開初日10月19日(土)が決定いたしました。
また、予告動画も完成いたしました。

【予告】
http://youtu.be/tFj6aGBD5hM

公開に先立ちまして、原宿のアートスペースVACANTで10/5(土)に先行上映イベントを行います。
マイク・ミルズ監督もスカイプで生出演、“なぜ、日本のうつをテーマにしたのか?”お話し頂きます。

◆『マイク・ミルズのうつの話』先行上映イベント

・日程:2013/10/5(土)
・開場15:30 / 開映16:00
・Ticket:前売り: ¥1,500 当日:¥1,500
・予約:booking@n0idea.com

<トークゲスト>
マイク•ミルズ(「マイク•ミルズのうつの話」監督)*Skype出演
保田卓夫(「マイク•ミルズのうつの話」プロデューサー)

゜VACANT公式サイト http://vacant.n0idea.com/

『マイク・ミルズのうつの話』作品紹介

『サムサッカー』『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督が「うつ」をテーマに日本で密着取材を敢行。
“心の風邪”をこじらせた普通の人々の、壊れそうだけど愛おしい日々の暮らしを描いたドキュメンタリー。

今や日本人の15人に1人がかかっているともいわれる「うつ病」。しかし、2000年までは「うつ」という言葉は精神科周辺以外ではめったに聞かれなかった。なぜ、この短期間で「うつ」は爆発的に広まったのか? 90年代のユース・カルチャーを代表する映像作家マイク・ミルズは、その理由のひとつに製薬会社によって行われた「心の風邪をひいていませんか?」という広告キャンペーンがあると考え、その実態に迫るドキュメンタリーを作ろうと思い立つ。舞台は近年、急速にうつが常識化した日本。撮影対象となる条件はふたつ。①抗うつ剤を飲んでいること。 ②日常生活をありのままに撮らせてくれること。
本作でマイク・ミルズは、うつ患者たちの壮絶な日常を、独特の優しく明るい目線で捉えることで、この現代を象徴する病気に対する処方箋を調合するとともに、今の日本社会の問題点も鮮やかに描き出す。


普通の人々がうつから抜けようと格闘する姿を現在進行形で描いた作品は初めてではないか。
マイクの反骨精神と粘り強さに、脱帽!
—川勝正幸(エディター)「TV Bros」10年12月号掲載のコラムより抜粋

静と動のコントラスト……騒々しい繁華街と人々が殺気立つ通勤電車の映像に、現代社会の生きづらさを実感させられま した。対照的に、うつの人々は穏やかでナイーブで繊細で、動物にも植物にも人にも優しく生きています。本当はまともなのはこっちだと思えてきました。友だ ちになれそうな魅力的な人々に画面ごしに出会え、孤独感が癒されました。。
—辛酸なめこ(コラムニスト)

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http://data.cinematopics.com/?p=51730

執筆者

Yasuhiro Togawa