1960 年代半ばにトルコからドイツに移り住んだイルマズ家。『おじいちゃんの里帰り』は、家族を守るため、半世紀にも渡るイルマズ家の主フセインの、涙ぐましいまでの奮闘ぶりと、彼が新世代の家族へバトンタッチをして行く姿を、優しくユーモラスに綴ってゆく笑いと涙の感動作です。脚本はトルコ系ドイツ人二世で本作の女性監督、ヤセミン・サムデレリと実妹ネスリンが、実体験をもとに 50 回もの推敲を重ねて執筆。完成した作品は民族、文化、世代を超えて大きな共感を呼び、ドイツで 30 週間以上(約 7 ヶ月)ものロングランとなり、150 万人動員の大ヒットを記録しました。賞賛の嵐の中、ベルリン国際映画祭での上映、ドイツ映画大賞の銀賞と最優秀脚本賞の W 受賞を始め、国内外で数多くの映画賞に輝いています。

11 月 30 日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町にてロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa