9月5日(木)より開催されている第38回トロント国際映画祭において「ミッドナイト・マッドネス(MIDNIGHT MADNESS)部門」にて正式上映を受け、松本人志監督、大森南朋、渡部篤郎が現地入りし、9月13日午前0時よりレッドカーペット、舞台挨拶、上映後の観客からの質疑応答を行った本作。

すでに報道されている通り、深夜の上映にも関わらず、 1200席の座席は早々に完売。入りきれなかったおよそ200名のお客様がシアター前に行列をなし、レッドカーペットでは割れんばかりの声援とカメラフラッシュ。上映会場では「マツモト!マツモト!」と会場からコールが起きるなど、熱烈な歓迎を受け、映画ファンに受け入れられている本作に関して、先日、一部日本の夕刊紙において、カナダのローカル紙、1紙での星付が最低評価であったことを、ことさらにあげつらう記事が露出しておりますが、「ハフィントン・ポスト カナダ」「ハリウッド・レポーター」ほかトロント国際映画祭に参加している海外有力紙では絶賛のレビューが掲載されております。

海外有力メディア”未体験リアル・ファンタジー・エンターテイメント”を激賞!!
●ハフィントン・ポスト カナダ
ユニークな個性で知られる日本のコメディアンでもある松本人志監督は、未だかつてない体験を求める観客を大いに楽しませてくれる。 

●ハリウッド・レポーター
SMをテーマにした作品において、ここまで美しく奇妙に創造された作品はいままでなかった・・・。
『殺し屋1』で主人公を演じた大森南朋が、ベートーベンをこよなく愛する悲しい目をしたおとなしい主人公を見事に演じている。抑えた哀しい演技が、劇中で起こる全てをさらに引き立たせている。

●INDIEWIRE
松本人志監督作品『R100』は、理解できないほどぶっ飛んだ映倫システムの風刺劇であり、映画『ファイト・クラブ』を名匠ルイス・ブニュエルが監督したような作品だ!

●TWITCH
幸せを求める人間の限界を追求したこの作品は、強烈なまでに知性的で、笑いよりもむしろ才覚に溢れている。松本監督はこの地球上で最も最高でユニークな監督だ!!

●EXCLAIM(カナダ月刊誌)
『R100』は驚きに溢れたアートであり、非常にスペシャルでユニークなシネマである。ジョン・ウォーターズやデイビッド・リンチ のスタイルが好きな観客に、あの不思議で奇妙な世界観を大いに感じさせてくれるこの作品は、まさに喜びの唄なのである。

●THE GRID(カナダ週刊誌)『殺し屋1』を演じた大森南朋が、黒い皮に身を包んだ女王達に、喜びを感じながら打たれて羞恥を感じるその様は、最高に見事なク ライマックスで見事に結実する。そして松本監督が、ジャパニーズシネマにおいて最も刺激的な作家であることを証明してくれる。

●トロント国際映画祭 プログラム・ディレクター コリン・ゲデス
ここに来ている観客は〝松ちゃん”をコメディアンとして見ているのではなく監督としてみている。彼の作品はワイルドでクレイジーだ!!

まさに“マッドネス”!!!トロント国際映画祭の観客も『R100』に熱狂!
『R100』が、出品された「ミッドナイト・マッドネス部門」は、独特の世界観を持つ作品を上映しており「エッジのきいた才能の聖地」と呼ばれる、トロント映画祭の人気部門のひとつ。もともと、『大日本人』『しんぼる』を本部門に出品していた松本監督は現地での人気が非常に高く、現地時間13日深夜に行われた本作の正式上映時には会場に長蛇の列ができるほどの人気。上映時は、作品の冒頭から終わりまで大きな笑いが起き、上映後も拍手喝さいが鳴りやまらない状態。観客からは「すごく面白かった。「最高。友達に薦めるよ」「松本監督、最高〜」など絶賛の声が上がっておりました!

海外のバイヤーからもオファー殺到!!
上記のように、トロント国際映画祭の観客、海外の有力媒体からも高い評価を受けた本作は、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、ロシア、フィンランド、ベルギー、オランダ、イタリア、スペイン、ノルウェー、香港、台湾、中国、タイ、シンガポール、インドなど約20カ国のバイヤーより購入のオファーがあり、特にアメリカでは公開に向けて最終調整するなど各国のバイヤーからも高い関心が寄せられております。

特別映像トロント国際映画祭熱狂の模様::http://youtu.be/4u59cNgffvc

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執筆者

Yasuhiro Togawa