テレビ東京、テレビ大阪他にて10月4日(金)深夜0:52より田中圭連続ドラマ単独初主演ドラマ「ノーコン・キッド〜ぼくらのゲーム史〜」。
本ドラマはビデオゲームという文化が我々の生活に根付き始めて30年余り、「熱」と「出会い」があった「物語」の舞台だった「ゲーセン」を中心にその時代を彩った多くのゲームが、各話ごとに登場します。その気になるゲーム情報の一部を紹介します。

なんと記念すべき第一話に登場するのは、シューティングゲームの金字塔“ゼビウス”!!

ゲームメーカー各社の協力を得て、「ゼビウス」、「パックマン」、「ドラゴンクエストⅡ悪霊の神々」、「スーパーマリオブラザーズ」など珠玉のゲームがドラマに登場!

【協力ゲーム各社】
アイレムソフトウェアエンジニアリング、SNKプレイモア、NEC、エンターブレイン、カプコン、ケイブ、KONAMI、シーエー・モバイル、スクウェア・エニックス、セイブ開発、セガ、ソニー・コンピュータエンタテインメント、タイトー、任天堂、バンダイナムコゲームス、ミリオン  (五十音順)

その他、「アクションゲーム」「レースゲーム」「シューティングゲーム」「格闘ゲーム」「恋愛ゲーム」など数々のジャンルの名作ゲームも続々登場予定。請うご期待!

そして、原案の佐藤大氏、監督の鈴村展弘氏から第1話を飾るゼビウスへのコメントも紹介。

【原案・佐藤大】
1969年生まれ脚本家。
放送作家や作詞家、音楽ライターとしても活動。
秋元康主宰のソールド・アウト、 田尻智のゲームフリークを経て、
現在はストーリーライダーズ(株)の代表。
<手掛けたアニメーション作品/一部>
カウボーイビバップ (1998年) 舞台設定、脚本
交響詩篇エウレカセブン (2005年) シリーズ構成、脚本
鉄拳 BLOOD VENGEANCE(2011)脚本

【佐藤大氏コメント】
「ゼビウス」というゲームが無かったら、裏設定の面白さだったり、友達と語りあったりできるドラマをゲームに感じることが無かったと思うので、僕にとってのエポックメイキングな作品です。敵キャラクターひとつひとつにもドラマがあり、カラフルな色彩とミニマルな音楽は僕の後のキャリアとものすごくリンクしています。

【監督・鈴村展弘】
1970年生まれ。東映『平成仮面ライダーシリーズ』や『スーパー戦隊シリーズ』など数多くの特撮作品を手掛けるとともに、近年は『非公認戦隊アキバレンジャー』の監督も務める。演劇集団「BELL+UP Company」主宰者。

【鈴村展弘氏コメント】
「ゼビウス」は当時確かにやっていたのですが、今回のドラマ化をうけて再度思い返してみるとマイコンBASICマガジンを買ってマップとかコピーして色々やっていたなとか、シューティングゲームでここまで色々な隠れキャラや複雑なものは初めてだったので友達とやり込んでいた記憶が蘇ってきました。“スペシャルフラッグ”出したなとか“ソル”が八個並んでいたなとか散々やっていたことを思い出しました。

【タイトル解説】
「ノーコン・キッド」=ワンコイン(ノーコンティニュー)でゲームをクリアする人物

【企画意図】
あれだけの「熱」と「出会い」があった「物語」の舞台だった「ゲーセン」。
80年代に思春期を過ごした世代にとって、「ビデオゲーム」という存在は、まだ当たり前ではなく、毎日のように驚きがあふれた正真正銘の「未来」があった。ゲーセンから始まった「ビデオゲーム」はその後、家庭へ、そして個人にまで浸透していく。2013年、ビデオゲームという文化が我々の生活に根付き始めて30年余り。あの頃と現在をつなぐ手に汗にぎるゲームの「物語」を作るのは今しかない。
今やハリウッド映画にさえ、「ゲーム」文化は影響をあたえている。「ジャパニメーション」や「クールジャパン」といったかたちで持ち上げられている様々な日本文化の中で、きちんと総括されていない「ゲーム」文化をここでもう一度、しっかり「ドラマ」として現在の文化と繋がっていることを物語にしたい。それは、あの頃から、当たり前のように「ゲーム」を楽しんで大人になったぼくらの世代にとって「ゲーム」への恩返しとなるようなみんなの、そしてある種極私的な「物語」を。そんな想いから生まれた物語が遂にドラマになりました。

【あらすじ】
2013年。渡辺礼治 (45)は、かつてゲームセンターを営んでいた実家を訪れ、親友の木戸や憧れの女性高野との出会いを思い出していた。
1983年、礼治の父親が実家で始めた「ゲームセンターわたなべ」には近所の子供たちはもちろん、仕事中のサラリーマンまで集まり大盛況。同級生の木戸 (15)も毎日通い、小遣いの大半を遣ってゲームの腕を競っていた。そんな中ゲームにはあまり興味のないレイジだったが、見たことのない美少女・高野がゲームをしている凛々しい姿を見て遅ればせながらゲームに手を伸ばし、ひょんなことから、木戸とゲームで対決することとなる…。1983年〜2013年。3人はゲームと出会い、楽しんで、人生のさまざまな壁にぶつかりながら、時には悩み、時には喜び成長していく。

【テレビ東京プロデューサー・五箇公貴コメント】
30代以上の男子にとって、ビデオゲームは懐かしい日々の想い出の象徴として記憶に残っています。
ゲーセンで対戦した日々、家でレベル上げをした日々…。僕らの生活の中には必ずビデオゲームがありました。
今回のドラマは礼治、高野、木戸という3人がゲームと歩んだ30年の人生を描きます。
受験、恋愛、就職といった誰しもが経験する人生のイベントに3人がどう向き合って、それを乗り越えていくのかを実在するビデオゲームを通じて描こうと思っています。
一番中心に描いている年代は83年から90年代中盤。涙が出るような懐かしいゲームが沢山出てきます。
もちろん出てくるゲームはすべて実物、実名です。企画を実現するにあたり、アーケード、コンシューマーを問わず沢山のゲームメーカー様にご協力をいただきました。 テレビ番組の非常にタイトな制作スケジュールの中、番組サイドの無茶なお願いに本当にご尽力いただきました。そこで感じたのは皆さんの純粋な”ゲームへの愛”でした。番組のタイトルは「ノーコン・キッド〜ぼくらのゲーム史〜」。
番組では大きな意味でのゲーム史をなぞっては行きますが、あくまでも礼治、木戸、高野という3人の極私的ゲーム史です。
ゲームに対する想い出はプレイヤーの数だけ存在します。もちろん僕のゲーム史とも違います。
なので、あれが出ていない!と思われる方も沢山いらっしゃるとは思います。ですが、あくまで3人のゲーム史ということをご理解いただければと思います。
ゲームメーカー関係者ならびに視聴者皆さん一人ひとりが思い描くゲームへの愛を汚すことなく、 最高のドラマにするべく尽力したいと思っております。是非、お力添えよろしくお願いいたします。

【登場人物】
●渡辺礼治(ワタナベ レイジ)/田中圭
…この物語の主人公。「ゲームセンターわたなべ」の息子。常に流行を追いかけ時代に流される、典型的なノンポリ80’Sボーイ。同級生の木戸や高野と出会い、ゲームの面白さに目覚めていく。

【田中圭コメント】
ゲームのCMでデビューした事もあり、この作品に関われてとても嬉しいです。 進化してくゲームとともに、礼治がどう変わってどんな人生を送るのか。15才からの30年を演じます。 その時その時の流行や、友達との関係性も変化してくのが魅力的な作品だと思います。 毎週楽しみにしていてください!

●高野文美(タカノ フミ)/波瑠
…この物語のヒロイン。「ゲームセンターわたなべ」に突如現れ、その後常連に。ミステリアスな雰囲気の美少女。ゲームの腕前は確か。

【波瑠コメント】
15才〜45才という今までにない年令の幅がある役なので、とても難しいです。
ですが、スタッフ、キャスト共に優しい人ばかりで、楽しませてもらっています。
ゲームを通じて、人と絆をふかめて成長していく私たちを見てほしいです。

●木戸明信(キド アキノブ)/浜野謙太
…主人公礼治、ヒロイン高野の親友。“オタク”という言葉がまだ世に浸透する前の“おたく”。礼治の実家「ゲームセンターわたなべ」の常連のゲーム少年。

【浜野謙太コメント】
何年も前からエンターテイメントの”はきだめ”であったゲーセンの歴史をなぞらえることができるのは、ステージに立つ者として感嘆の連続です。 アーケードスティックを握った時の高揚感、敵を撃破する壮快感は…って、いや、すいません。 プレイしだしたら止まらないんです。昔のものほど特に。 大丈夫。お芝居にも集中します!

●渡辺雅史(ワタナベ マサシ)/佐藤二朗
…「ゲームセンターわたなべ」店主。礼治の父。山師な性格で、流行にあわせて店をかえ、駄菓子屋だった店はいつしかゲーセンに。息子達を温かく見守る、愛すべきダメなゲーセンオヤジ。

【佐藤二朗コメント】
圭くん、ハマケン、波瑠ちゃんの役設定は30年前に15歳。つまり僕とほぼ同年代になります。今回、僕は圭くんの父親役。あの頃の、バカみたいに前のめりだった自分を見守ってるようで、不思議な気持ちです。思い入れの強い作品になりそうです。若い方はもちろん、僕と同年輩や上の世代の方たちも懐かしさに胸が熱くなる作品だと思います。ご期待を。

放送局 :テレビ東京、テレビ大阪、ほか
原案 :佐藤大(ストーリーライダーズ)
監督 :鈴村展弘、石田雄介、冨永昌敬、沖田修一、真利子哲也
脚本 :佐藤大、石山英憲、上田誠(ヨーロッパ企画)、森ハヤシ、前田司郎
出演 :田中圭、波瑠、浜野謙太/佐藤二朗
製作著作:「ノーコン・キッド」製作委員会

執筆者

Yasuhiro Togawa