『お父さん』・・・・そんなシンプルな言葉が、毎日必死で生きる生活の中に埋没してしまって久しい昨今。

誰でもが、かつては確かに母だけでなく、父にも『愛されていた』のです。父も子供を『慈しんで』いたのです。

いったいどれだけの人が一緒に生きている大切な人たちに、気持ちをちゃんと伝えているのだろうか?わが子を虐待して殺すことが出来る父母がニュースになる現在・・・。いったい世の中はどうなっていくのでしょうか?それでも、父母から生まれてきていない人はなく、田舎から上京して暮らしている人、家族と暮らしている人、すべての人に父は存在しています。父にも言葉には出さなくても、子供の誕生を心から待ちわび、喜び、慈しみ育ててきた子供に対する愛情はあります。子供にも父に対する感謝と愛はあります。ただ、あまりに気恥ずかしくて口に出せないだけなのです。男だから・・・。

【お父さんは嫌いですか?】
【お父さん、あなたと本音で話したかった・・・。】

この企画は、映画、ドラマで語りつくされた親子の関係、しかし、シンプルだからこそ、自分の父へ面と向かって言葉では照れくさくて言えない『お父さん、ありがとう、がんばるよ』と伝えたい子供たちのひととき、自分の父に思いを馳せる思いと、その思いを受け取る父たちへのメッセージとなり、そして若い世代だけでなく、父を持つすべての世代の人たち、自分が父になっている人たちにあらためて届き、伝えられた『父たち自身の明日への活力』となります。実際のテレビからのどんな悲惨なニュースを見ても、リアルをリアルと感じられない時代だからこそ、家族の根本である父へのドラマを見ることにより、ひとりひとりが明日も笑顔で生きるための温もりと感動のひとときを劇場のお客様へと届けます。

<1st Story>40代父と20代娘の話 【ヴァージンロード】(31分) <2nd Story>30代息子と30代父の話 【俺の屍を越えてゆけ】(35分) <3rd Story>50代父と3人の子の話 【手を伸ばせば】(40分) スタッフには2013年日本アカデミーの最優秀編集賞受賞した日下部元孝、同じくノミネートの上野総一、録音ノミネートの松本昇和等日本映画界で活躍のスタッフが低予算を承知で映画の企画に賛同して結集した、すべて手作りの【映画制作の原点】からのスタート映画であり、制作資金は一般個人、企業によるクラウドファンディング等で賄われている<みんなで創った映画>である。 2013年11月2日(土)〜11月15日(金)シネマート新宿にて公開決定!!

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執筆者

Yasuhiro Togawa