9月6日(金)より公開となる映画『サイド・エフェクト』は鬼才スティーヴン・ソダーバーグ監督の劇場引退作品となった。

ソダーバーグ監督は、26歳のとき『セックスと嘘とビデオテープ』で史上最年少パルム・ドールを受賞。
37歳、『トラフィック』『エリン・ブロコビッチ』でダブルアカデミー賞受賞を果たす(『トラフィック』で監督賞受賞、『エリン・ブロコビッチ』で主演女優賞受賞)。その翌年には『オーシャンズ11』シリーズで、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット等スター俳優を集め、世界的ヒットを記録した。

その後も数々の作品を作り、常に挑戦的な作品を世に提示してきた。50歳を迎え、本作『サイド・エフェクト』で映画業界からの引退を表明した。
今後もドラマなどは製作予定が立っているが、映画とは距離を置きたいという発言をしている。今年だけでも、8月に公開した『マジック・マイク』、本作『サイド・エフェクト』と2本も公開があり、11月には『恋するリベラーチェ』もTV映画であるが、日本では公開するという凄まじいペースで精力的に作品を撮り続けている。

しかし、今後劇場でみられる補償はどこにもないので、是非劇場で見ておいてほしい。ソダーバーグ監督は、日本のファンへ向けてこんなコメントを出している「『サイド・エフェクト』は現代社会問題をしっかりと描き、それをトロイの木馬にしてスリラーをその中に隠しているのが最高に面白いんだ。ジュードの何かに取り付かれたような演技も、ルーニーの目の奥でいろんな事を語るような佇まいも最高に素晴らしい。(来月からの)ドラマの撮影が無ければ日本に行きたかったんだ。今まで本当に楽しかった、ありがとう。また戻って来れるかわからないけど、忍耐強く待っててね。」

そんな最後の映画『サイド・エフェクト』の公開を記念して、ソダーバーグ監督作品の中でファンが最もスクリーンで
もう一度見たい作品の投票を行ったところ、1位『エリン・ブロコビッチ』、2位『トラフィック』、3位『オーシャンズ11』という彼の歴史を物語るにふさわしいラインナップとなった。『エリン・ブロコビッチ』はソダーバーグらしい、社会性とエンターテイメントの融合に極みと言っても過言ではない作品だ。投票でNo.1となった『エリン・ブロコビッチ』は特別に劇場上映されることが決定。ソダーバーグの集大成としての『サイド・エフェクト』を見る前に、彼のNo.1作品を劇場で観られるチャンスとなっている。
上映は9月3日(火)18時からスタート予定。詳しくは映画『サイド・エフェクト』公式HPへ。

スティーヴン・ソダーバーグ最後の劇場映画『サイド・エフェクト』公開記念
最後にもう一度劇場で見たいソダーバーグ映画上映会!

上映日: 2013年9月3日 (火) 18:00 〜 20:15 終了予定
会場: お台場シネマメディアージュ
チケット発売ページ:https://www.dreampass.jp/e492 
公式HP:www.side-effects.jp

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執筆者

Yasuhiro Togawa