日中合作の話題作「東京に来たばかり」がついに日本公開の運びとなりました。東京にやってきた一人の中国人青年・吉流と行商を営む老婦人・五十嵐との交流を、囲碁の世界を通して描く、感動のヒューマンドラマが誕生しました。主演は、「幸福の黄色いハンカチ」「駅」「男はつらいよ」シリーズ全48作「ホノカアボーイ」他、延べ170本もの映画出演を果たし、今尚輝き続ける日本の名女優・倍賞千恵子。中国人青年・吉流には、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した『スプリングフィーバー』で、2010年度台湾金馬奨最優秀主演男優賞にノミネートされ、日本でも人気の実力派俳優チン・ハオ。そして本作でメガホンを取ったのは、『戦場に咲く花』(2000)『天上の恋人』(2002)で知られるジャン・チンミン監督。
国境を越えた五十嵐と吉流、そして五十嵐の孫との交流は、観る者に心のふれあいの大切さを教えてくれます。そして、ふとした偶然の出会いが導く、新しい未来に、前向きに生きることの強さを感じさせる感動作です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa