この度、36歳の若さで謎の多い死をとげた元英国皇太子妃ダイアナを描く映画『ダイアナ』(10月18日公開)の予告編を解禁。

本予告編::http://youtu.be/yU81hXZkMTo

1997年、8月31日、ダイアナ元英国皇太子妃交通事故死という報道に、全世界に衝撃が走った。あの悲劇から16年。この夏、ロイヤルベビー誕生のニュースにわきたつ英国で、ダイアナ元妃を描く初めての映画が登場する。

20歳のロイヤルウェディング。ふたりの王子を得て、幸せの絶頂を迎えるはずが、夫の不倫、王室との確執、マスコミとの攻防に傷つき疲れ果て、離婚を決意…。本作『ダイアナ』が鮮やかに切り取るのは、離婚を決意したダイアナが、プリンセスから一人の女性へと自立していく姿。予告編では、華やかなスポットライトを浴びる一方、母として女性として愛を求めるダイアナが、人命救助に全てを捧げる心臓外科医のハスナット・カーンと出逢い、初めて自分の足で人生を歩き始める姿が映し出される。彼に支えられ、本気で世界を変えようと地雷廃絶運動などの人道支援に情熱を傾け、人々の“心の女王”になると決意したダイアナの強さと、プリンセスであるがゆえに孤独と絶望の淵に沈むダイアナの弱さが垣間見える。

ダイアナを演じたのは、『21グラム』『インポッシブル』など、アカデミー賞主演女優賞に2度ノミネートされているハリウッドの実力派、ナオミ・ワッツ。メイクや服装などでダイアナ妃に似せている以上に、憂いを秘めた上目使いと太陽のような笑顔、何気ない立ち振る舞い、囁くように滑らかな声と話し方など、丁寧な役作りでナオミがキャリアのすべてをかけたダイアナは必見!監督は史上最も有名な“悪”の“人間性”を掘り起こして絶賛された『ヒトラー 〜最期の12日間〜』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。ショパールやトッズ、ヴェルサーチなどダイアナのお気に入りのトップブランドが全面協力、王室が撮影を許可したケンジントン宮殿の貴重な映像も見逃せない。

今なお人々の心に生き続ける世紀のプリンセス・ダイアナの知られざる顔が明かされる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa