今年70周年を迎えるヴェネチア国際映画祭の70周年企画、Venezia 70 – Future Reloaded(ヴェネチア70−フューチャー・リローデッド)に、日本から園子温監督の参加が決定致しました。

本プロジェクトは、世界の70人の映画監督が「映画の未来」というテーマのもとに新規に製作した60〜90秒の短編を、映画祭期間中に一挙上映する試みで、既に、ベルナルド・ベルトルッチ(イタリア/本年度本映画祭審査員長)、ポール・シュレーダー(アメリカ)、アッバス・キアロスタミ(イラン)、ウォルター・サレス(ブラジル)、アトム・エゴヤン(カナダ)、アモス・ギタイ(イスラエル)など、世界の名立たる監督の参加が発表されております。現在、アジアからもピーター・チャン(香港)、ホン・サンス(韓国)、ジャ・ジャンクー(中国)、キム・ギドク(韓国)の参加が明らかになっておりますが、本8月17日、日本から園子温監督の参加が発表されました。(7月19日に数名の監督名が発表された後、7月20日以降、アルファベット順に数名ずつ監督名が発表されていく形式のため、現時点では全参加者の名前は判明しておりません。詳細は、 下記の公式hpにてご確認いただけます。  

http://www.labiennale.org/en/cinema/history/directors/index.html
                   
園監督の短編のタイトルは「私の未来は映画の未来、映画の未来は私の未来」。映画『ヒミズ』(園子温監督)で第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した染谷将太(20)が主演致します。

【園監督コメント】ヴェネチアにはたくさんの思い出が刻まれています。
それは私の宝物です。このプロジェクトに参加できた事を光栄に思います。

本短編は映画祭期間中の8月28日に上映され、翌29日より映画祭の公式映HP上でストリーミング上される予定となっております。 今回の第70回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門には、園監督の最新作「地獄でなぜ悪い」(9月28日公開)の正式出品も決定しております。

http://www.labiennale.org/en/cinema/history/

●プロジェクトタイトル: Venezia 70 – Future Reloaded (ヴェネチア70 フューチャー・リローデッド) 
●作品タイトル: 「私の未来は映画の未来、映画の未来は私の未来」
●出演: 染谷将太 映画「ヒミズ」(第68回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞)
ドラマ24 「みんな! エスパーだよ!」テレビ東京系
●監督: 園子温 「冷たい熱帯魚」(第67回ヴェネチア国際映画祭Orizzonti部門正式上映)
            「ヒミズ」(第68回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式上映 マルチェロ・マストロヤンニ賞受賞)
            「地獄でなぜ悪い」(第70回ヴェネチア国際映画祭Orizzonti部門正式上映)
●製作: ギャガ株式会社   ©2013 GAGA Corporation

執筆者

Yasuhiro Togawa