2013年 サンダンス映画祭 監督賞受賞!
“日本で初めてモヒカン刈りにした男”、NY在住40年、御年81歳の芸術家 篠原有司男と妻 乃り子の波乱に満ちた人生を描く、愛と闘いのドキュメンタリー。

2013年1月サンダンス映画祭出品され、ドキュメンタリー部門監督賞を受賞、観る者すべてを熱狂させ、早くもアカデミー賞最右翼の声も上がる話題作が、本年12月、日本でも公開の運びとなりました。
ニューヨーク在住40年、 “ボクシング・ペインティング”で知られる現代芸術家 篠原有司男、通称ギュウちゃん。
日本で初めて“モヒカン刈り”にした反骨精神溢れる若者は、80歳を超えた今もその頃のスピリットそのままに、創作に人生を捧げ、ひた走る。

妻 乃り子は、美術を学びにやってきたNYでギュウちゃんと出会い、恋に落ち、結婚。学業の道を捨てた。
一男をもうけ、妻であり、母であり、アシスタントであることに甘んじていた彼女は、遂に自分を表現する方法を見つける。
それは、夫婦のカオスに満ちた40年の歴史を、自分の分身であるヒロイン“キューティー”に託してドローイングを綴ること。
かくして、夫婦による二人展が企画された……。

愛、犠牲、歓び、痛み、情熱、失望、老いていくこと、そしてアート……。
これは永遠のテーマと闘い続ける一組の夫婦=二人の芸術家を描く、唯一無二、完全無欠のラブ・ストーリー。
夫婦に魅了され4年の歳月をかけて密着し、作品を完成させたのは、29歳のザッカリー・ハインザーリング。
大手ケーブル局HBO等でキャリアを積み、本作が長編映画監督デビュー。
音楽は、松本人志監督作『さや侍』等、映画も数多く手がけ、世界を舞台に活躍する清水靖晃が担当している。

サンダンス映画祭出品以降も、トライベッカ映画祭(観客賞第2位)、サンフランシスコ国際映画祭、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、ミュンヘン国際映画祭他、世界各地で上映され、“ギュウちゃんフィーバー”を巻き起こし、“オスカーに最も近い配給会社”と言われるワインスタイン・カンパニーの下、いよいよ8月から北米で限定的に一般公開がスタートします。
日本公開に際しては、作品展の同時期開催の企画も進行中、ハインザーリング監督、篠原有司男、乃り子夫妻の来日も予定されております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa