誰のために続けられた戦争だったのか?

戦前、極秘に進められていた防諜、謀略、秘密兵器の開発の拠点だった陸軍登戸研究所は、敗戦を迎え「証拠湮滅」の命令が下されて歴史から消えました。しかし、今日、当時の関係者が、そこで何が行われ作られていたかをようやく語り始め、殺人光線、生体実験への道、毒物・爆薬の研究、風船爆弾、生物・化学兵器、ニセ札製造と多岐にわたる研究の実態が明らかになりました。その成果は、陸軍中野学校を通じて果たされたものも多くありました。それぞれに携わった研究員、作業員、風船爆弾の製造の一翼を担わされた当時の女学生たち、陸軍中野学校OB、その他今聞いておかなければ抹消されてしまう歴史を、勇気ある証言者たちがカメラの前に立ち、語った映像を6年以上の歳月をかけて追い続けた渾身のドキュメンタリーがこの「陸軍登戸研究所」です。

開催日:2013年8月9日(金)
会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1113教室<定員150名>
     東京都千代田区神田駿河台1-1
(JR中央線/総武線/東京メトロ丸ノ内線:御茶ノ水駅より徒歩4分 東京メトロ千代田線:新御茶ノ水駅より徒歩6分)

【スケジュール】
16:00 開場
16:30 映画「陸軍登戸研究所」予告編及びダイジェスト上映
17:00 明治大学平和教育登戸研究所資料館館長 山田朗講演
『生物兵器としての風船爆弾』
17:50 休憩(10分間)
18:00 シンポジウム『登戸研究所と私の戦争体験』
パネリスト:明治大学平和教育登戸研究所資料館館長 山田朗
         「陸軍登戸研究所」監督 楠山忠之
          証言者 太田圓次さん 小岩昌子さん
19:00 終了予定
 
*入場無料。全席自由席。但し、満員の場合は入場をお断りすることがございます。

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執筆者

Yasuhiro Togawa