『くまのプーさん』は、世界中に愛され続けているくまのキャラクター「プーさん」が主人公のほのぼのと心なごむ、かわいい冒険と永遠の友情の物語です。7月30日(火)にフジテレビ系列で放送されたテレビ番組「カスペ!・アニメアカデミー〜1億3千万人が選ぶ不朽の名作〜」では、「プーさん」が見事<好きな動物キャラクター部門>の1位を獲得!世界中はもちろん、日本でも愛され続けている大人気キャラクターなのです。
 時代を超えて愛され続ける『くまのプーさん』はA.A.ミルンの有名な童話が原作、今回発売する『くまのプーさん/完全保存版』は、ウォルト自身が手掛けた1977年に発表された長編映画で、食いしん坊のプーさんが大好物のはちみつを食べすぎて事件になる「プーさんとはちみつ(1966年発表)」、森に大嵐がやってきてみんなで助けあう「プーさんと大あらし(1968年アカデミー短編アニメーション映画賞受賞)」、元気者のティガーが巻き起こす騒動を描いた「プーさんとティガー(1974年発表)」の中編3作から構成されています。ボーナス・コンテンツには初収録となる短編ストーリーアニメーションの「くまのプーさん ちいさなぼうけん」をブルーレイに5話、DVDに1話収録しています。
 約10年の歳月をかけ、約400万枚の絵が描かれて完成した『くまのプーさん』。この度、制作秘話として、アニメーターたちが挑んだ「プーさん」の表現方法についてご紹介いたします。
 長編『くまのプーさん』は、3本の中編から成り立っていますが、1本約25分間の作品を完成させるのに、ウォルト・ディズニーは3年の歳月を費やしました。つまり、3本を完成させるのに約10年!その間、約400万枚もの絵が描かれていたのです。
 実は、『くまのプーさん』には、ディズニー・アニメーションの中核を担った伝説的なトップアニメーターたち“ナイン・オールド・メン”の技術と才能がいかんなく発揮されているのですが、製作現場は想像以上に大変だったのです。
 「プーさん」は“ぬいぐるみ”のため、キャラクターの質感には“柔らかさ”と“軽さ”が求められました。また、目を左右に動かせない点も表情の制限となりました。(脇を見るときは、頭を動かさないといけません) さらに、原作のイラストはモノクロのペン画で、巧みな影がつけられ、優雅な濃淡が施されており、これをアニメーションで表現する苦労は想像を絶するものでした。しかし、そこはディズニー・スタジオの優れたアニメーターたち。誰もが原作のイラスト同様のタッチを見事にマスターし、この挑戦はワンランク上のアニメーション作りを可能としたのです。
 長い製作時間をかけ、アニメーターたちの技術と才能が発揮されたこの作品は、今でもまったく色褪せることなく、ついに今回『くまのプーさん/完全保存版』ブルーレイとして永遠の輝きを手にしたのです。
 ウォルト・ディズニーとアニメーターたちが作り上げたマスターピース『くまのプーさん』の原点を、ぜひブルーレイでお楽しみください。

リリース情報: 2013年8月2日(金)発売
『くまのプーさん/完全保存版 スペシャル・エディション』ブルーレイ+DVD/3,990円(税込)
©表記: (C) 2013 Disney
公式サイト: http://disney-studio.jp/product/index.jsp?cid=57&pid=30000000003560

『シュガー・ラッシュ』発売記念 ディズニー サマーキャンペーン: http://disney-studio.jp/dmclub/cp-sugar-rush/

執筆者

Yasuhiro Togawa