デヴィッド・O・ラッセル監督が
「キャスト全員がこれまで見たことのないような力を発揮した!」と大絶賛!!

本作で「ザ・ファイター」「世界にひとつのプレイブック」のキャストたちと再タッグを組んだデヴィッド・O・ラッセル監督。『アメリカン・ハッスル』では70年代後半から80年代前半のニューヨーク・エリアにおける国家とマフィアの絡みにフォーカスし、リアリズムを追及したおとり捜査の世界をスタイリッシュでユーモアいっぱいに描いている。
クリスチャン・ベイル演じるブロンクス出身の天才詐欺師アーヴィング・ローゼンフェルドは、絵画の詐欺をしていたところをちょっとイっているFBI捜査官リッチー・ディマーソ(ブラッドリー・クーパー)の関心にとまる。
本作のクーパーのパーマ頭は天然というわけではなく、70年代に流行ったプロ野球選手の髪型をクーパーのキャラクターが真似しているという設定。ディマーソは、アーヴィングと彼のイギリス人相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムズ)を、強制的にニュージャージーの政界黒幕たちやマフィアの世界へと引きずり込む。そしてジェニファー・ローレンスは、アーヴィングのロングアイランドに住む妻ロザリンを演じ、彼女はおとり捜査全体をひっくり返すと脅かす役どころ。
また、新たにラッセル作品へ加わるのは、ニュージャージー市長カーマイン・ポリート役のジェレミー・レナー。不況の真っただ中、自分のコミュニティを守ろうとする情熱的な市長を演じる。
監督曰く「キャスト全員がこれまで見せたことのないような力を発揮している、それが一番エキサイティングなんだ。この映画で描かれる時代は、我々の生活する現代にとてもよく似ている。経済は良くないが、人々はどう生きて行こうかともがいている」と熱く語っている。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51754

執筆者

Yasuhiro Togawa