TOKYO FMでは、倉本聰が潤色・演出を手がける究極のホラー・ラジオドラマ「山霧の深い晩」を、8月14日(水)20:00〜21:40に放送致します。原作は昭和を代表する劇作家、北条秀司の同名作品。三角関係のもつれで自ら命を絶った松葉杖の女性の怨念を、音だけで表現します。この夏、見えないからこそ、最大の恐怖心をあおる、かつてないホラー体験をお届けします。
ただいまスペシャルサイトでは、ドラマのメイキング映像を公開中。倉本聰サイン本プレゼントも実施しています。http://www.tfm.co.jp/kuramoto/
YoutubeのURLはこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=OOiFIvJ4XXI

【倉本聰コメント】

「ラジオは、究極の影像芸術だと思う。
音だけで、リスナーが想像して、頭の中で影像を結ぶ。
演出家や役者が表現するよりも、
もっと奔放にイマジネーションが広がる。
そして、人間の想像力が最も発揮されるのが“恐怖”。
見えないからこそ、最大の恐怖心をあおる。
今も、昔も、変わらずに。」

原作は、倉本聰が長年のキャリアの中で、「きっちり演出したら絶対に怖い」と確信している、北条秀司の「山霧の深い晩」。

<原作ストーリー>
・・・・若い新聞記者が休暇で泊まったホテルで心中事件が起こった。
男には妻があり三角関係のもつれが原因らしい。男には致命傷がなく、
手当をするため病院に運ばれる。ところが死んだと思った女がなんと、
その男の病室に・・・・

この原作をラジオドラマ化するにあたって、倉本聰自ら、潤色と演出を手がけました。聴き手のイマジネーションを膨らませるために、原作にはない登場人物のキャラクター設定を加えたり、松葉杖の女がホテルの古い階段を降りてくるクライマックスシーンのために、富良野演劇工場にわざわざ“階段”を作って「音」を収録しました。
「アメリカのホラー映画と違って、日本人の恐怖感は、内臓にくるような恐怖感。そういうものをラジオで作ってみたいと思った。」

自ら命を絶った女性の怨念が、松葉杖の音ともに忍び寄る・・・・。
この夏、倉本聰が贈る“究極のホラー”にあなたも震撼することでしょう。

【倉本聰ラジオドラマシリーズ「山霧の深い晩」】
◇タイトル:   TOKYO FM 倉本聰ラジオドラマシリーズ〜「山霧の深い晩」
◇放送日時:  2013年8月14日(水) 20:00〜21:40 東京ローカル
◇出演: 倉本聰・富良野Group  ◇潤色・演出: 倉本聰  ◇原作: 北条秀司「山霧の深い晩」

執筆者

Yasuhiro Togawa