公開時にわずか3日間で興収約10億円を稼ぎ出し、全米初登場1位を獲得したポリス・アクション映画『エンド・オブ・ウォッチ』。主演のジェイク・ギレンホールとマイケル・ペーニャは、本作の撮影開始5ヶ月前からロサンゼルス警察に同行して実地訓練を受け、アメリカで最も危険な地区とされるサウス・セントラルで、屈指の検挙率を誇る敏腕警官をリアリティたっぷりに熱演している。そして、常に死と隣り合わせの状況で市民を守るジェイク演じる主人公テイラーの心の支えとなる妻を演じるのは、今ハリウッドから熱い注目を集めるアナ・ケンドリック。本作では危険な地域でのパトロールをはじめとしてハードな仕事をこなす男性を癒す優しい彼女の存在が映画に強いコントラストを加えていると高い評価を得ている。

アナ・ケンドリックは、2003年に映画デビューを果たし、以後『トワイライト』シリーズ、『マイレージ、マイライフ』、『50/50 フィフティ・フィフティ』と着実にキャリアを重ね、間もなく日本公開を控える『エンド・オブ・ウォッチ』、『ランナウェイ/逃亡者』と話題作に相次いで出演している。そして・・・彼女の出演作が全米で続々大ヒットを記録していることから、“彼女はハリウッド映画の守護神か!?”ともっぱら注目を集めているのだ! しかも映画デビューする以前、1998年にブロードウェイ・ミュージカル『high society』で舞台デビューし、12歳という至上3番目の若さでトニー賞にノミネートされた実力ももつ。先日、ディズニーがブロードウェイ・ミュージカルを映画化する『イントゥ・ザ・ウッズ(原題) / Into the Woods』でシンデレラ役として出演交渉に入ったことが、The Hollywood Reporterなど複数のメディアによって明らかになったばかりで、今やハリウッドからのオファーが耐えない状況だ。
 兼ねてより交際していたエドガー・ライト監督とは、多忙によるすれ違いで破局したばかりで、今は仕事に打ち込んでいる模様のアナ・ケンドリック。コミカルな役からシリアスな役まで幅広い演技力をもち、作品ごとに違う一面を見せてくれる彼女から目が離せない今、注目の『エンド・オブ・ウォッチ』の日本公開が待たれるところだ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa