現在、岩波ホールではリンダ・ホーグランド監督作品「ひろしま 石内都・遺されたものたち」とスティーヴン・オカザキ監督作品「ヒロシマナガサキ」が好評公開中です。

「ヒロシマナガサキ」には中沢啓次さんや山口仙二さんなど、いまは亡き被爆者の方々が多数出演されています。彼らの遺志を継ぎ、戦争の悲惨さと原爆=核の脅威を伝えるべく、劇場に広島、長崎で被爆された方々をお招きし、お話し会を開催いたします。

 戦争経験者や被爆者の方々の高齢化が進む中で、その記憶を担う次世代の役割が大きく問われています。しかしながら、現状としては当時の話を聞く機会が失われ、記憶の風化は進む一方です。今回の企画では、被爆体験だけでなく、戦時中の日々の暮らしなどもお話し頂き、お一人お一人の個人史から、戦争と核の問題を見つめて参りたいと思います。

なお、「ヒロシマナガサキ」につきましては、親子でご鑑賞頂けるよう<日本語吹替版>での上映を行っております。親子やご家族そろって劇場にお越し頂けますと幸いです。

<広島・長崎 「戦争」と「原爆」>イベントスケジュール

◎8 月 5 日(月) 仲伏幸子さん (5 歳の時に広島で被爆)
◎8 月 6 日(火) 三宅信雄さん (16 歳の時に広島で被爆)
◎8 月 7 日(水) 木場耕平さん (12 歳の時に広島で被爆)
◎8 月 8 日(木) 山田玲子さん (11 歳の時に広島で被爆)
◎8 月 9 日(金) 木村徳子さん (10 歳の時に長崎で被爆)

※全て劇場内にて 13:00 より 20 分程度を予定 ※映画の半券をお持ちの方はどなたでもご入場頂けます。

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執筆者

Yasuhiro Togawa