本作は、『トイ・ストーリー』のゲーム版ともいうべきミラクルな設定の世界で、スピード感とカラフルな美しさに満ちたファンタジックな映像が奇想天外な冒険を描き出します。大人も子供も夢中にさせるもの−“ゲーム”。でも、人間たちは知らなかった…ゲームセンターの閉店時間が過ぎると、そこでは“もう一つの世界”が始まることを…。人間たちの姿がなくなると、“仕事”を終えたゲーム・キャラクターたちが、“ゲームの世界”で動き始める。『シュガー・ラッシュ』−それは人間たちが知らない不思議なゲームの世界で繰り広げられる、感動の大冒険の物語です。

この度、『シュガー・ラッシュ』女性クリエイターが、作品の舞台となる“お菓子の国”の製作秘話を明かす、貴重なコメント映像を解禁いたします。
バラエティ豊かなゲームが数々登場する『シュガー・ラッシュ』の中でも、ひときわ印象的なゲームは、かわいいヒロイン・ヴァネロペが暮らす、お菓子の国のレースゲーム<シュガー・ラッシュ>。そのカラフルでゴージャスな世界は、本作でデザインを担当する美人クリエイター、ローレライ・ボーヴの斬新なアイデアから誕生しました。スペイン育ちの彼女は、世界的建築家アントニ・ガウディの建築に囲まれながら育ち、「ガウディの建築は子供の目には、お菓子の家に見えたわ。とても強烈な印象よ。砕いたアメが家の壁に貼られているみたいなの」と話します。<シュガー・ラッシュ>の“お菓子の国”は、ガウディの建築からインスピレーションを得ていたのです。
さらにもう一人、カギを握る女性クリエイターが、美術設定を担当するブリトニー・リー。彼女はお菓子を使って、<シュガー・ラッシュ>の模型を作るように指示され、「聞いた途端、童心に帰ったわ」と大喜び。お菓子の国のイメージを膨らませるために、「ウエハースやクッキーを砕いて、砂利まで作った」という念の入りよう。彼女が製作した“お菓子製”の模型はスタジオに置かれ、クリエイターたちの想像力をかきたてる重要な役割を果たしました。男性スタッフの一人は「今回の仕事中はデザートがいらなかったよ」とにっこり振り返ります。
ガウディの建築からインスピレーションを得てできた、カラフルでゴージャスな“お菓子の国”。クリエイターたちのアイデアと想像力がいっぱいつまった『シュガー・ラッシュ』を、ぜひブルーレイ/DVDでお楽しみください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa