2014年1月に公開する『ジャッジ!』(配給:松竹)の主要キャストが決まった。
主演を務めるのは、日本映画界を代表する俳優、妻夫木聡。
ヒロインは、主演作が続き躍進目覚ましい北川景子。本格的な共演は本作が初めてとなる。

妻夫木演じる主人公太田喜一郎は、大手広告代理店に勤める新人広告マン。会社の上司に押し付けられ、世界最大の広告祭に審査員として参加することになる。毎夜開かれるパーティに同伴者が必要なため、「太田」と同じ苗字の、北川演じる会社の同僚「大田」ひかりも、“偽の妻”として嫌々ながらも同行することに。

脚本はCMプランナーとしてソフトバンクの「ホワイト家族」シリーズや、トヨタの「ドラえもん」シリーズなどを手掛ける澤本嘉光。舞台は世界一のテレビCMを決める広告祭。澤本だからこそ書けるCM業界の裏側を、笑いあり感動ありの極上コメディに仕上げる。
監督は、CMディレクターとしてトヨタの「TOYOTOWN」やサントリー「グリーンDAKARA」などの話題作を多数手掛け、2012年にACC CM FESTIVAL クラフト部門ディレクター賞を受賞した永井聡。

三谷幸喜監督作品(『ザ・マジックアワー』、『ステキな金縛り』)や矢口史靖監督作品(『ハッピーフライト』、『ロボジー』)などの数々のヒット作を世に送り出してきたフジテレビが、松竹とタッグを組み、新たな才能とともに取り組むビッグプロジェクトが始動する。

撮影は8月上旬にクランクイン、9月中旬にクランクアップ予定。
公開は2014年1月を予定している。

■脚本:澤本嘉光 コメント
<コメント>
人間みんな嘘つきで、みんな正直です。いままでいくつもの世界の広告祭の審査員をした時に経験して来た、CMの賞とりレースでの不思議で信じられないように面白い出来事を、真実50%、フィクション70%で描いてみたら100%をかなり超えてしまいました。必死ゆえに自分を見失う大人たちと、逆に自分を見つけていく主人公の姿を100%以上楽しんで、そして考えてもらえればと思います。予想以上にたくさんの役者さんに脚本を面白いと言っていただいて協力していただけて、犬のお父さんなどのCMを作って来て得てきたものを100%以上つぎ込んだ映画に出来そうです。

■監督:永井聡 コメント
<コメント>
今回、このプロジェクトに参加出来る事をとても光栄に思っています。自分が普段働いている業界が舞台なので、ノンフィクションの部分を楽しんで探してもらえればと思います。妻夫木さんも北川さんも、僕はCMでは仕事していますが、長編は初めてなので、お互いに言いたい事言って良いコラボレーションを産み出して行きたいです。お二人の経験値も沢山借りたいと思います。

■製作プロデューサー コメント
最初にこの企画を始めてから、5年近くたっています。
澤本さんと「完全なオリジナル映画で勝負しましょう」と語ったのがスタートです。
試行錯誤や打ち合わせを重ね、より良いものを作ろうと、澤本さんは100回以上脚本を直しています。そして驚くべきことに、その100回のうち、1回も面白さが減ることはなく、毎回、どんどん笑う箇所が増えていきました。なので、確実に5年分面白くなっています。
永井監督は、今映像業界で、最も長編映画を撮ることを期待されている監督です。
主演の妻夫木さんは、プロデューサーとして、ずっと一緒に作品を作ってみたいと思っていた役者さんで、企画を始めた当初から想定して進めてきました。
ヒロインの北川さんは、今最も輝いている女優さんなので、その輝きがスクリーンに映しだされると確信しています。
さらに、今回は一流のスタッフが集まってくれました。
澤本さんが書いた100回分が詰まった脚本と、妻夫木さんと北川さんを永井監督が演出する、撮影前から傑作が誕生する予感に、高揚感が抑えられません。

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執筆者

Yasuhiro Togawa