憧れのパリにやって来た家政婦アンヌと
高級アパルトマンに住む孤独な老婦人フリーダ。
境遇の異なる2人が出会い、人生の歓びを見つけていく感動の実話。

エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに舞い込んだ、一本の電話。パリに住む老婦人が家政婦を探しているという。気分を変えるため、アンヌはずっと憧れていたパリへと旅立つ。しかし、待ち受けていたのは高級アパルトマンに住む孤独で意固地な老婦人フリーダ。

おいしいクロワッサンの買い方も知らないアンヌをフリーダは冷たく追い返そうとするが、彼女に自分の面影をみたフリーダは少しずつ心を開き、パリジェンヌの暮らし方を教えはじめる。そんな折、アンヌはある新聞記事を見つけ、フリーダの孤独な生活の秘密を知ることになるが…。ロカルノ国際映画祭で絶賛を浴びたエストニアの俊英イルマル・ラーグ監督が、実母に起きた実話を映画化。フランスが誇る大女優ジャンヌ・モローが、圧倒的な存在感でフリーダを演じる。アンヌには、エストニアの個性派女優ライネ・マギ。美しきパリを舞台に、境遇の異なる2人が生きる歓びを見つけていく姿を描く、人生に幸せを届けてくれる感動作です。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51561

執筆者

Yasuhiro Togawa