5月15 日〜26 日、フランス・カンヌにて開催された第66 回カンヌ国際映画祭にて、ビターズ・エンド、オフィス北野共同配給の日中合作映画『A Touch of Sin(原題)』が脚本賞を受賞いたしました!

本作は『長江哀歌』(06)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞した中国の若き名匠ジャ・ジャンクーの最新作。
山西省、重慶、湖北省、広東省の4つの地域を舞台に、ここ数年に実際に中国で起こった4つの事件をもとに、急速な経済成長のさなかに生みだされた様々な社会問題を鋭くえぐり出す作品です。

5月17日の公式上映には、トニー・レオンと妻の女優カリーナ・ラウも駆けつけ、上映後にはトニー・レオンからジャ監督へ「とても良かった!」と絶賛の言葉がかけられたほか、観客や批評家たちからの反応も非常に良く、受賞が期待されていました。
ジャ・ジャンクーのカンヌ映画祭コンペティション部門への出品は、『青の稲妻』(02)、『四川のうた』(08)に続いて3作目。受賞は本作が初となります。

ジャ・ジャンクー監督コメント:

映画は私に勇気を与えてくれます。
中国はいま、ものすごい勢いで変化をしていますが、
映画は私に、自由をも与えてくれます。

2 0 1 4 年、日本公開予定

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執筆者

Yasuhiro Togawa