昨年、渋谷・ユーロスペースにて劇場公開され、スマッシュヒットとなった映画「坂口恭平/モバイルハウスのつくりかた」がDVDとなって発売されます。

新政府・内閣総理大臣、ベストセラー「独立国家のつくりかた」の坂口恭平を追った、初のドキュメンタリー映画!

「坂口恭平/モバイルハウスのつくりかた」(5/24 竹書房より発売)

※特典映像:養老孟司(解剖学者) X 坂口恭平 / 中沢新一(人類学者) X 坂口恭平、映画未収録の貴重な対談を収録

「建てない」建築家、坂口恭平。路上生活者のフィールドワークで注目を集め、「0円ハウス」「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」といった著作で、お金がないと生きていけない(と思い込んでいる)現代のライフスタイルに問いを投げかける。かと思えば、震災後の現政府の無対応にあきれて新政府を樹立、自ら初代首相に就任。「独立国家のつくりかた」(講談社)が異例の大ヒットを記録する。渋谷のワタリウム美術館で「新政府展」開催。と、活動領域をさまざまに増殖させている彼が取り組む建築プロジェクト、モバイルハウス。そのプロトタイプが完成するまでの過程に完全密着、都市や建築に関する坂口恭平の思考をすくいあげる、貴重なる映像ドキュメント!

2012年渋谷・ユーロスペースほか、全国ロードショー公開作品。

「坂口恭平はほんものの天才だ。天才はいつだって危なっかしい。しかしその危うさの中からしか未来は生まれてこない。所有しない、定住しない、固定しない、この三原則からどんな世界が生まれてくるか。僕が大事にしたいと思っている人間の一人が、ここにいる。」
中沢新一 (人類学者・明治大学野生の科学研究所所長)

「常識のデストロイヤー坂口恭平が作ったモバイルハウス。誰しもが「かっこいい〜!」と言ってしまうのは、現代の「方丈」=「ゼロハウス」が心の自由に通じているから。そんな自由な精神を透明なまなざしで映し出した痛快映画!!」
   鎌仲ひとみ(映画監督「ミツバチの羽音と地球の回転」)

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=50206

執筆者

Yasuhiro Togawa