芥川賞作家であり現・長崎原爆資料館館長の青来有一氏原作「爆心」(谷崎潤一郎賞/伊藤整文学賞)の映画化「爆心 長崎の空」の劇場公開が決定しました。監督は、故黒木和雄監督の遺志を継いで、実写版「火垂るの墓」を監督し高い評価を得た日向寺太郎。
6つの作品からなる連作短編小説をもとに、母を亡くした子と、子を亡くした母の二人の物語を1本の糸を紡ぐように構成し、キリスト信仰が根ざす被爆地・長崎に暮す人々のごく当たり前だけどかけがえのない暮らしに差し込む一筋の希望を描く感動の物語です。
音楽に、日本を代表するジャズピアニスト・小曽根真、主題歌にソウルシンガー・小柳ゆきが詞を書き下ろし歌う「ひまわり」。そして、主人公・清水を演じるのは若手実力派女優・北乃きい。幼い娘を亡くした母・砂織役を稲森いずみ。「すべては海になる」以来待望の映画出演となる柳楽優弥。さらに、杉本哲太、佐野史郎、宮下順子、池脇千鶴、石橋蓮司らスタッフ・キャストとも豪華な顔ぶれが集結しました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa