イラク戦争で戦死した遺族に第一報を伝えるメッセンジャー。その任務“ミッション”は、想像を絶する過酷さである。まず訃報を受けた遺族は怒りと悲しみを露わにし、国や戦争ではなく、批難の目をメッセンジャーに向けてくる。“お前は何をしていた。なぜ、生きている。不公平だ!”と、時には罵声を浴びせたりもする。メッセンジャーとは、死神の使いなのだ。これが戦争と共に歴史を歩んで来たアメリカの実情。それは、マイノリティの人々が兵士となり最前線で戦死、そして、遺族に告げられる悲しい事実。この映画では驚くことに戦争シーンは全く無く、あくまでも戦死を伝える側と訃報を受けた遺族側をストレートに表現する事で、戦争の悲惨な現実を描いている。そして、『メッセンジャー』はアカデミー賞®ノミネートをはじめ、全米をはじめ世界各国で大絶賛された。ベン・フォスターとウディ・ハレルソンがメッセンジャーを熱演しているのを筆頭に、アカデミー賞®に2度ノミネートされた演技派女優サマンサ・モートン、個性派俳優の代名詞スティーヴ・ブシェーミなど実力派俳優が本作の強いテーマに惹かれ大集結。ハリウッドを代表する製作者マーク・ゴードンが『プライベート・ライアン』に続いて絶対の自信を持って贈る戦争ヒューマン・ドラマが待望の日本公開。

■全米、そして、世界で絶賛された戦争ヒューマン・ドラマが日本に届いた!■
第59回 ベルリン国際映画祭<平和映画賞・脚本賞>受賞 
第35回 ドービル・アメリカ映画祭<グランプリ>受賞
第25回 インデペンデント・スピリット賞<助演男優賞(ウディ・ハレルソン)>受賞 
第14回 サンディエゴ映画批評家賞<助演女優賞(サマンサ・モートン)>受賞
2009年度 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞<助演男優賞・新人監督賞>受賞
2013年3月9日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa