「ここに日本人のふるさとがある」ーー小沢昭一
昔はいろんなお祭りや縁日で見かけた「見世物小屋」。へび女、人間ポンプ、タコ娘、ロクロ首、オートバイサーカス…。最盛期には数百軒を数えたという見世物小屋、その最後の一軒と言われる大寅興行社。北海道から九州、日本を縦断するなかで見つめる、一座の暮らしと人情、そして10年にわたる交流から滲み出る、一瞬の人生の輝き。
12/8(土)〜新宿Ks cinemaで公開が始まったドキュメンタリー映画『ニッポンの、みせものやさん』が、異例の口コミで大ヒットスタート致しました。公開初日・2日目は、満席で多くの観客が入場できない状況でした。歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが、実際に見世物小屋を訪れたとツイッターで呟いたことや、youtubeでの本作の予告編再生回数がインディーズ映画としては異例の21万回再生を超えたことが口コミを広めたようです。本日亡くなられた俳優の小沢昭一さんも見世物小屋について「ここに日本人のふるさとがある」という一文を残しています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa