ロンドンにて、日本が誇るJカルチャーを発信する英国最大規模のイベント「HYPER JAPAN」が、アールズコート(ブロンプトンホール)にて、「HYPER JAPAN 2012 Christmas」として、ついに11月23日(金)より開催致しました。

まず初日を大きく飾ったのは、サプライズゲストとして登場した日本を代表するギタリストの布袋寅泰氏。昨年で活動30周年を迎え、今年8月よりロンドンに移住し、12月にはロンドンでの初ライブも既に決定している布袋氏ですが、今回の「HYPER JAPAN」でのステージが、移住後イギリスで演奏を披露する初めての舞台となりました。

今回は、テーマ曲を担当し、一躍その名を世界に知らしめるきっかけとなったクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビルVol.1』(2003)で、出演・殺陣振付を担当した殺陣パフォーマンスグループの「かむゐ」のステージ(23日17:30-18:00)後に、サプライズゲストとしてご登場。
布袋氏の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(新・仁義なき戦いのテーマ)」の演奏と「かむゐ」のパフォーマンスとの共演で『キル・ビル』の世界が再現され、圧倒的なパフォーマンスに会場は大熱狂となりました。また、12月のライブチケットプレゼントイベントも行われ、当選者にはなんと布袋氏から直接チケットが手渡されるという豪華特典付きで、当選者の方にもお喜び頂きました。

演奏後、布袋氏は「たくさんの方々が日本の文化に興味を持ってくれているし、僕のギターも日本のカルチャーのひとつなので、楽しんでもらえたらと思って参加しました。小さな子供からお年寄りまで楽しんでもらえるギタリストだと自信を持っていますが、演奏前は少しドキドキしました。でも、演奏が終わった時に大きな拍手をもらって、ホッとしたと同時に、『してやったり』という気持ちにもなりましたね」と本イベント参加への感想についてコメント。さらに、「失敗や成功ではなく、自分が豊かになれるような経験を積むためにロンドンに来たので、腕試しでもあり『負けないぞ』という気持ちを12月のライブで思いっきりぶつけたいと思います」と今後についても、その思いを語って頂きました。
また、「かむゐ」のリーダーを務める島口哲朗氏も、「イギリスの観客たちの真剣な眼差しに、より熱いパフォーマンスになった」とコメント。息を飲むような殺陣パフォーマンスに多くの観客が魅了されていました。

その他に、前半のステージでは、第15回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門受賞作品の上映や最新ロボット技術ショーとして五指可動型のロボットハンドのデモンストレーション、巨大マグロ解体ショーなども行われました。
後半には、ROKAレストランにて日本酒のヘッドソムリエとして活躍する菊谷なつきが「自宅でできる和風カクテル」を披露。そして、最後を飾ったのは、ヨーロッパで大注目のヴィジュアル系ロックバンド「THE MICRO HEAD4N’S」がトークショーを行い、多くのJ-Musicファンが集まりました。

■ステージスケジュール
—11月23日(金)—
14:10 文化庁メディア芸術祭 presents 第15回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門受賞作品上映
15:10 最新ロボット技術ショー by ITK
16:00 東京 presents 巨大マグロ解体ショー
17:30 殺陣パフォーマンスグループ「かむゐ」 ステージショー
18:20 菊谷なつきによる「自宅でできる和風カクテル」講座 sponsored by キッコーマン& エスビー
19:10 J-Musicイベント 「THE MICROHEAD4N’S」 トークショー

HYPER JAPAN 2012 Christmas
日時:11月23日(金)〜25日(日)
会場:アールズコート(ブロンプトンホール)英国ロンドン
   Earls Court, Brompton Hall (London, UK)
主催:クロスメディア社
公式HP:http://www.hyperjapan.co.uk  
Facebook:http://www.facebook.com/hyperjapan
Twitter:http://www.twitter.com/hyperjapanevent 
You-tube:http://www.youtube.com/user/HyperJapan2010

執筆者

Yasuhiro Togawa