行き場を失くした男の、ある「再生」の物語

誰にでも立ち止まりたくなるときが、ある勢いだけですべて可能だと、そう信じていたときが終わり、ふと立ち止まる瞬間が訪れる。
いままで自分は何をしてきたのか、そしてこの先どうなるのか。
そんな、誰もが体験するだろう不安を『Playback』の主人公ハジも、40歳を手前にして抱えている。
そんなときに彼は、自らが生きてきた道を辿り直すことで、かつての自分や仲間たち、故郷の風景を改めて発見するだろう。
後悔するためではなく、自らの「再生」を始めるために。

新しき才能との出会い
──三宅唱×村上淳×大橋トリオ
監督の三宅唱は、本作が劇場公開デビュー作となる28歳の俊英。加瀬亮など、映画をこよなく愛する俳優たちをうならせた処女長編『やくたたず』(10)をみた村上淳が、監督にラブコールを送り、この企画が実現した。
監督はその返答として、村上の実人生と重なり合うような、俳優を職業とする主人公を作り出した。
自然体ながら、まるで初めて出会うような村上淳がここにいる。
また渋川清彦、三浦誠己、河井青葉、渡辺真起子、菅田俊ら、エッジの利いた実力派俳優たちが脇を固めるほか、主題歌を提供した大橋トリオの存在も忘れてはならない。
三宅唱という新しき才能を発見する興奮。
そしてその才能と、日本映画を代表する俳優たち、美しいメロディとの幸福な邂逅を、ぜひとも劇場で感じてほしい。

11月10日(土)より、オーディトリウム渋谷にて公開
<上映日時>
11月10日(土)-11月16日(金) 13:50/16:10/18:30
11月17日(土)-11月23日(金・祝) 12:30/14:35/19:00
11月24日(土)-11月30日(金) 12:30/14:35/19:00(英語字幕版/with English subtitles)
12月1日(土)以降 調整中

※11月10日(日)公開初日舞台挨拶登壇者(*予定/敬称略)
13:50の回上映後:渋川清彦 三浦誠己 渡辺真起子 山本浩司 三宅唱監督
16:10の回上映前:渋川清彦 三浦誠己 渡辺真起子 山本浩司 三宅唱監督
18:30の回上映後:村上淳 渋川清彦 三浦誠己 河井青葉 山本浩司 テイ龍進 汐見ゆかり
 小林ユウキチ 渡辺真起子 菅田俊 三宅唱監督

<料金> 一般=1700円/学生=1400円/シニア=1000円/高校生=800円/中学生=500円
<劇場> オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/

三宅唱監督の処女長編『やくたたず』の1週間限定上映が決定!

『Playback』ロードショー期間中、同じくオーディトリウム渋谷にて、三宅唱監督の処女長編『やくたたず』(10)の
上映が決定しました。
都内を中心に数回しか上映されてこなかったものの、毎回多くの観客を集めてきた、いまだ発見されざる傑作。
『やくたたず』を観た村上淳が、瑞々しくも荒々しい作家性に惚れ込み、「一緒に映画を撮ろう」と声をかけ、
『Playback』は生まれました。
どちらもモノクロームで撮られた、まるで兄弟のような2作品。
三宅唱の世界をより強く体感するための、またとない機会です。

『やくたたず』
2010年/76分/B&W/モノラル ※Blu-ray上映
監督・脚本・撮影・編集:三宅唱
出演:柴田貴哉 玉井英棋 山段智昭 櫛野剛一 足立智充 南利雄 片方一予 須田紗妃

【物語】札幌、12月。高校卒業を間近に控えたテツオら3人は、地元の先輩・伊丹が勤める防犯警備会社に
通い始める。無為に過ごす時間を抜け出し、なんとか仕事の役に立とうと車の運転を教えてもらうのだが……。
「やくになんかたってたまるか!!」 北海道の荒野を背景に、若い男たちの切実な一瞬を重ねた青春映画。
波のように跡形もなく消えていく時間が鮮烈な印象を残す。

<上映日時> 11月24日(土)〜11月30日(金) 17:00〜
<料金> 一般=1300円/学生・シニア=1000円/高校生=800円/中学生以下=500円
*「Playback」半券/前売券お持ちのお客様は1300円のところ▶900円!
<劇場> オーディトリウム渋谷 http://a-shibuya.jp/

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執筆者

Yasuhiro Togawa