映画『天のしずく　辰巳芳子“いのちのスープ”』初日舞台挨拶

このたび、作家にして料理家・辰巳芳子 （たつみ よしこ）の「食」を通じた愛の世界を表現したドキュメンタリー映画『天のしずく　辰巳芳子“いのちのスープ”』を11月3日より全国公開いたします。つきましては、公開を記念いたしまして、東京都写真美術館ホールにて初日舞台挨拶を行わせていただきます。皆様には、是非、ご取材にお越しいただきたく思っております。

　本作品は辰巳芳子（87歳）の願いが凝縮したスープの物語です。脳梗塞による嚥下障害（えんげしょうがい）で食を楽しむことを出来なくなった父親への愛の発露として生まれた辰巳芳子のスープ。その一滴には、口にした幼児から老いてゆく人たちまで、生きる喜びと、与えられた命を輝かせる奇跡が溶けています。人々の心を癒すスープと、心打つ辰巳芳子の言葉に日本全国の美しい風景と志の高い野菜生産者の物語が詰め込まれた、感動のドラマとなっております。作品を通じて、この国が未来に残すべき豊かさに気づかせてくれます。作中のナレーションは、俳優・谷原章介。朗読は、女優・草笛光子。監督・脚本は河邑厚徳（かわむらあつのり）映画監督。元NHKドキュメンタリー番組ディレクター。在籍39年間で、NHK『がん宣告』『シルクロード』『アインシュタイン・ロマン』『チベット死者の書』『インターネットドキュメンタリー・地球法廷』『エンデの遺言』『世界遺産プロジェクト』など話題のドキュメンタリー作品を制作。

＜舞台挨拶＞
□日時：11月3日（祝・土）
□舞台挨拶：１２：１５〜１２：３５
□登壇者：辰巳芳子、河邑厚徳監督
□会場：東京都写真美術館 １階 ホール
（目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 ☎ 03-3280-0099）