木下惠介生誕100 年を迎える今年、<木下惠介生誕100 年プロジェクト>の一環として、日本各地で記念上映やイベントが企画開催されている。
現在、鎌倉で開催中の上映イベント『NEW DISCOVER KEISUKE KINOSHITA from KAMAKURA』では、最終回11 月18 日(日)に、木下惠介監督が眠る鎌倉の円覚寺での上映が決定した。円覚寺・佛日庵の本堂にて映画上映会が行われるのは史上初の試みとなる。
本イベントを企画したのは、鎌倉在住の企画集団カメレオンと、生誕100 年のデザインを手掛けるデザイナーフルタヨウスケ氏。

平均年齢25 歳という彼らが、鎌倉にゆかりの深い木下監督作品に触れ、「約50 年以上前に作られた木下惠介監督の作品だが、「様々な人生」「本当の人間」が描かれ、その作品は時代を超えて、現代の私たちに新しい発見を与えてくれる」という思いから企画した。上映作品(全7 作品)毎に「トークテーマ」を設け、映画やテーマに関連のあるゲストを呼び、現代の視点から作品について感じることを語り合う。
10 月14 日(日)より毎週日曜日、全6 回開催。上映場所は、西御門サローネ、材木座公会堂など鎌倉の文化や歴史を感じられる各所で行う。その場所にあった映画を、普段と違った場所で楽しむ特別な時間を演出した。
最終回は、木下惠介監督が眠る円覚寺(佛日庵)の本堂で開催。円覚寺には、木下監督のほか、小津安二郎監督、女優・田中絹代ら多くの映画人が眠っている。

第3 回となる10 月28 日(日)は、『カルメン故郷に帰る』を上映。「夢と現実」をテーマに、OZ Mgazineやファッション誌でも大活躍のスタイリスト・轟木節子氏をゲストに迎える。その他にも、最新作『宮城野』で『楢山節考』から美術面で多大な影響をうけたという映画監督・山崎達璽氏や、今年小説「二十五の瞳」を発表した作家・樋口毅宏氏がゲスト出演する。

生涯で49 作品を残し、その作品の多くが、鎌倉にある松竹大船撮影所で制作され、現在は円覚寺に眠る木下監督。「様々な人生」「本当の人間」を描き続けた木下恵介の映画作品が、時代を超え、現代の私たちに何を伝え、何を残すのか、また、何を発見できるのか。現代の視点で見つめ、新たな発見が生まれる、生誕100 年にふさわしい上映会となる。

【木下惠介生誕100 年「NEW DISCOVER KEISUKE KINOSHITA」】
代表作から1 作品を上映、上映作に関連する1つのテーマを設け、トークゲストとともに掘りさげ、自分にとって大切な『何か』を発見するイベント。詳細はこちら→http://www.facebook.com/ndk.kamakura/events

10 月14 日(日)「破れ太鼓」テーマ:父親開催場所:西御門サローネ
10 月21 日(日)「野菊の如き君なりき」テーマ:初恋開催場所:鎌倉文学館
10 月28 日(日)「カルメン故郷に帰る」テーマ:夢と現実開催場所:食堂COBACOBA
11 月4 日(日)「日本の悲劇」テーマ:母親開催場所:鎌倉大町会館
11 月11 日(日)「楢山節考」テーマ:日本の美開催場所:材木座公会堂
★SPECIAL 11 月18 日(日)「二十四の瞳」「永遠の人」テーマ:木下惠介開催場所:円覚寺・佛日庵

執筆者

Yasuhiro Togawa