この度、映画『アイアン・スカイ』がTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開された。「第二次世界大戦後、敗北したかに見えたナチス軍は、月の裏側に逃げ込んだ。そして2018年、地球を侵略しに帰って来る」という衝撃のプロットで世界中を席巻した映画『アイアン・スカイ』。フィンランド、ドイツ、オーストラリアの共同製作である本作は、世界中の映画ファンから今流行りのクラウドファンディングでカンパを募り、その総額が約100万ユーロ(約1億円)に達するなど、ファンからの絶大なる支持を得ている。制作過程においても、ファンの作ったデザインを起用したり、プロットを採用したり、ファンと共に作り上げた作品だ。ヨーロッパを中心に世界中で、大ヒットを記録!続編や前日譚の制作も決定するなど、この秋、最注目のSFアクションエンターテイメント作品だ!!

先日、『アイアン・スカイ』のゲームが11月30日(予定)に発売されることが発表されたばかりであるが、今回はボードゲームの発売が決定した。10/18からドイツで開催する国際ゲーム見本市の「Essen Spiel 2012」にてリリースされる。ゲーム内容は、地球の軌道上で月面ナチスと地球同盟軍でのテリトリーの奪い合いを行う、いわば国盗りゲームだ。地球侵略を選ぶか?地球防衛を選ぶのか?『アイアン・スカイ』ファンにとっては非常に楽しめるゲームとなっているのは間違いない!また今回のボードゲームは、昨年の「Essen Spiel 2011」でベータ版として参考出品され、そこでファンの意見を集めて、改良を重ねた自信作だ!このように映画だけでなく、ゲームにおいてもファンの意見を大切にし、ファンのアイデアを取り込むのは、まさに『アイアン・スカイ』ならではの信念である。

現在、『アイアン・スカイ』は、日本侵略を徐々に拡大しており、大ヒット上映中だ。今後も、日本中が、『アイアン・スカイ』旋風に巻き込まれるのは、間違いない!!

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執筆者

Yasuhiro Togawa