2010 年10 月に劇場公開し、誰も見たことがない男女逆転の世界が話題となり大ヒットした映画『大奥』からはや2 年。この度、[連続ドラマ+映画]という壮大な続篇プロジェクトとして再び帰ってきました。男女逆転大奥誕生の謎に迫る連続テレビドラマ「大奥〜誕生[有功・家光篇]」は、TBS10 月クールの金曜ドラマとして10 月12 日よる10 時から放送を開始、そして、男女逆転大奥最盛期に渦巻く愛と野望の劇場版映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』は、松竹・アスミック・エースの共同配給で12 月22 日(土)から全国公開。かつてない最短期間での連続テレビドラマ&映画連動続篇プロジェクトです。

この度、映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』が、10月に開催されるハワイ国際映画祭【Hawaii InternationalFilm Festival】のスポットライト・オン・ジャパン【spotlight on JAPAN】部門に正式出品されることになりました。10月19日と20日(現地時間)に上映が予定されており、ワールドプレミアとなります。

ハワイ国際映画祭とは・・・1981 年に始まり今回で32 回目を迎えるハワイ国際映画祭は、その地理と歴史から、アジア圏の優れた作品を数多く発掘、紹介している映画際。映画を通しアジア、太平洋、そして北アメリカの文化と人々の理解交流を目指すことを目的としており、アメリカにおいて東と西が出会う最大の祭典として知られている。Asian Showcase という、アジア映画に関するセクションでは毎年アジア各国からそれぞれの文化を反映させたユニークな映画が紹介されるが、その中でもスポットライト・オン・ジャパン部門はハワイから一番近いアジアの国・日本の映画に焦点を当てた部門となっている。

2011 年は全220 作品中26 作品が日本作であるなど、本映画祭では力のある良質な日本映画が多数上映され、いずれも高く評価されている。その例には『たそがれ清兵衛』『おくりびと』『わが母の記』等があげられ、特に『おくりびと』に関しては観客賞を受賞、アメリカ国内での公開に至ったきっかけとなった。
本年度も『あなたへ』『テルマエ・ロマエ』などが出品される中、本作独自の世界観への評価に注目が集まる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa