この度、松竹は、<木下惠介生誕100年記念プロジェクト>の一環として、2012年11月23日(金・祝)〜12月7日(金)の15日間、「木下惠介生誕100年祭」と題し、『楢山節考』、『カルメン故郷に帰る』デジタルリマスター凱旋上映を含む木下監督の映画24作品を東劇(東銀座)にて上映いたします。

木下惠介監督は、戦後の日本において小津安二郎、黒澤明と並び称される日本映画界の巨匠。

生誕100年の今年5月、カンヌ国際映画祭クラシック部門に『楢山節考』が選出、さらに、8月ヴェネチア国際映画祭のクラシック部門に『カルメン故郷に帰る』が選出されデジタルリマスター版が世界初上映され反響を呼びました。

木下監督作品が、日本のみならず世界においても再評価されている今、その世界中から賞賛を浴びた『楢山節考』、『カルメン故郷に帰る』のデジタルリマスター版が、この「木下惠介生誕100年祭」で日本初上陸、凱旋上映を果たします。

100年祭では、第13回東京フィルメックス(11/23〜12/2)との共催期間中、フィルメックス・セレクションとして、木下作品の中でもまだあまり知られていない多様性に富んだ傑作5本(『歓呼の町』『女』『婚約指輪(エンゲージリング)』『夕やけ雲』『死闘の伝説』)をニュープリント(英語字幕付)で上映。

また、12月1日(土)には、「木下惠介生誕100年シンポジウム」開催も決定。
ゲストには、木下監督の助監督を勤め、その後木下監督がプロデュースするテレビドラマで脚本家デビューを飾る日本を代表する脚本家・山田太一、 生誕100年を記念し新たに制作された2012年度版“二十四の瞳オリジナル予告編”(ブルーレイ『二十四の瞳』に収録)を手がけた橋口亮輔監督、「天才監督木下惠介」(新潮社)も執筆した小説家・長部日出雄ほか、豪華なゲストも登壇予定です。

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木下惠介生誕100年祭
2012年11月23日(金・祝)〜12月7日(金) 場所:東劇(東銀座)

上映スケジュールやトークショー、シンポジウムの詳細は、公式HPまで
http://www.kinoshita100.jp

※11月23日〜12月2日まで開催される第13回東京フィルメックス内で上映される
 作品には英語字幕が付きます。

主催: 松竹、東京フィルメックス
後援:ひとつ木の下プロジェクト実行委員会
協力:独立行政法人国際交流基金、東京国立近代美術館フィルムセンター
字幕制作: 東京都、アーツカウンシル東京準備機構・
      東京都文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京歴史文化財団)

料金:一般\1,300(税込) 学生・小人・シニア\1,000(税込)/チケットぴあ
   一律\1,200(税込)
※別途発券手数料が発生いたします。
※但し、12/1(土)「カルメン故郷に帰る」「楢山節考」は、シンポジウム付
 上映のため、東劇窓口・チケットぴあ共に各回一律1,800円(税込)
 全席指定席/各回入替制。
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執筆者

Yasuhiro Togawa