1972年10月に放送がスタートしたTVアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」。平均視聴率21%という驚異的な数字を記録し、2クール(半年間)の放送予定が延長。最終的には8クール(2年間)で全105話が放送されました。その後、熱狂的なファンの再放送嘆願書がきっかけとなり、映画化やTVシリーズの続編が実現。最高視聴率27.1%というシリーズ最高記録も樹立し、超合金などの関連商品も含め、更なる爆発的なヒットを記録。雑誌原作の無いアニメオリジナル作品でありながら、旧作と合わせて4年もの長期シリーズとなり、タツノコプロの歴史中、最大のヒット作と言っても過言ではない伝説のアニメが、2013年夏、待望の実写映画「ガッチャマン」として帰ってきます!!
登場人物には豪華な顔ぶれがキャスティングされました。リーダー“大鷲の健”には、NHK朝の連続TV小説『梅ちゃん先生』や、現在大ヒット上映中の映画「ツナグ」、公開が控えた「今日、恋をはじめます」など、現在映画やドラマで大活躍中の松坂桃李を抜擢。本作の主演をつとめます。健のライバルであり、クールで破天荒な“コンドルのジョー”に、綾野剛。ガッチャマンのヒロインであり、健に人知れず恋心を抱いている“白鳥(しらとり)のジュン”に、剛力彩芽。メンバーの末っ子でジュンとは姉弟である“燕(つばくろ)の甚平”に、濱田龍臣。気は優しくて力持ち、メンバーのムードメーカー役“みみずくの竜”に鈴木亮平が決定。このほか、往年のファンが懐かしむ悪の組織“ギャラクタ—”といった人気キャラクターや、ファン垂涎の武器&メカも近未来的なアレンジを加えられ、作品の随所に登場予定です。
さらに、これまでの日活SF大作の実績が活きるスタッフたちが名を連ねます。脚本を「GANTZ」シリーズの渡辺雄介、監督を「ごくせん」や「カイジ」シリーズで良質なエンターテインメントを作りつづけている佐藤東弥がつとめます。アクション指導をハリウッドでも指導経験のある小池達朗、キャラクターデザインをフルCGアニメ「APPLESEED」の監督やメカニックデザイナーとして有名な荒牧伸志が担当。また、本作一番の見どころと言っても過言ではないVFXには、山崎貴監督作品などで定評のある「白組」が参加するなど、映画化にあたり最高のキャスト・スタッフが集結しました。
舞台は近未来の東京。最新のVFX技術を駆使したスピーディで力強いアクションシーンをたっぷりと盛り込み、ガッチャマンとギャラクタ—の死闘、仲間との絆といったテーマを描き出していきます。CGのカット数は映画「ヤッターマン」(1300カット)、「GANTZ」(前後編合わせて1000カット)を超える予定。日活100周年×タツノコプロ50周年記念作品にふさわしく、「DEATH NOTE -デスノート-」【(06年)前篇 28.5億/(06年)the Last name 52億】、「ヤッターマン」【(09年) 31.4億】、「GANTZ」【(11年)前篇 34.5億/(11年)PERFECT ANSWER 28.2億】を超え、「スパイダーマン」や「バットマン」といったハリウッドのアメコミ実写映画を凌駕する超大作映画を目指します!

■コメント■
<松坂桃李>
これだけ有名なアニメーションの実写映画化に参加することができるのは、身震いするぐらい楽しみです。
5人のメンバーは初共演の方、再共演の方と入り交じっていますが… これから撮影期間を通じて結束を固めていきたいと思っています。
僕は戦隊出身なので、レッドを務めさせていただいた経験を活かすと共に、全く新しいヒーロー像を作り上げていきたいと思っています。
懐かしさと新しさを同時に共有していただけるような作品になればと思います。

<綾野剛>
正義とは何なのか。
悪とは何なのか。
自身の真に潜む獣と闘い続け、牙なる精神で、チーム・ガッチャマン、漢、コンドルのジョーを生きさせて頂きます。
ガッチャマン世代の皆様、そしてまだガッチャマンに触れてない世代の皆様にも共感共鳴して頂けるよう、真に迫まり邁進させて頂きます。
20XX年新生ガッチャマンを。

<剛力彩芽>
実写映画化されることと、この映画に出演できることに、とてもとてもびっくりしました。そして気持ちがワクワク高鳴りました! 誰もが知っているアニメなので、期待を裏切らないように、格好よく、ガッチャマンらしく、新しいジュンを魅せることができたらなと思います! アクション初挑戦なので、とにかくとにかく楽しみです!!
そしてずっとやりたかったアクションに初挑戦できるので、とても楽しみにしています!!

<濱田龍臣>
原作自体は観たことがなかったのですが、台本をとても楽しく、興奮しながら読みました! アクションシーンがとても多いし、自分が一番年下なので精一杯頑張って、沢山の人に満足してもらいたいなと思っています。

<鈴木亮平>
日本のアニメを代表する作品のキャストに選んでいただいてとても光栄です。「これが日本のヒーローだ」といえるようなものを、世界に向けて提示できたらと思います。
原作とは少し違うリュウですが、役柄の芯の部分を大切にして、昔からのガッチャマンファンの方々にも「こんなリュウもいいな」と思ってもらえるように頑張ります。

<佐藤東弥監督>
「スパイダーマン」「バットマン」を筆頭にアメリカではコミックヒーローの実写映画が快進撃を続けています。コミックの中の想像上のヒーローが最新のCG・特撮技術により現実の世界を縦横無尽に駆け回る姿に興奮を覚えつつ、そんな映画が日本でもできないのだろうかと考えていました。そして、日本待望のヒーローがいよいよ現実の世界に登場します。
私が子供の頃、楽しみにしていたアニメ、ガッチャマンはかっこいいエンタテインメントでありつつも、当時の社会問題なども盛り込まれており、ただ面白いだけのアニメではありませんでした。
原作のアニメの世界にリスペクトを捧げながら、若くて才能ある俳優陣、スタッフたちと、原作を知らない方々にも楽しんでいただけるような、そして今の時代だからこそ希望をもてるような、日本ならではのヒーロー映画を作り上げていきたいと思っております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa